網戸が開けにくい、チェックする点は戸車がレールから脱輪していないか？網戸を外し戸車がスムーズに回転するか？網戸サッシがレールにこすっていないか？の3点です。
解説
網戸が開けにくい
スライド式網戸は、スライド窓サッシと同じように、レールの上に戸車が乗り移動する構造です。
網戸が動かないとき、戸車のハマり具合、戸車の回転、高さを確認しましょう。
戸車の乗り上げ
網戸の開け閉めの際、何かの拍子に戸車がレールを乗り超えてしまうことがあります。
すると、戸車とレールではなく、レールと網戸サッシ自体が接触し、網戸が傾きます。
網戸が傾いているのが見てわかる状態になるので、正しくレールにのせ直します。
レールから完全に降りてしまい、窓サッシと接触し干渉していることもあります。
無理に開けるとサッシが曲がりますので、開かない時は無理に動かさず、干渉しているところを見極めます。
戸車の回転
脱輪していないのに開かない場合は、網戸をレールから一旦下ろして、部屋の中で戸車がスムーズに回転するか確認します。
長年使用していると、戸車にホコリがつまったり、戸車の車軸が折れていたりします。
車軸が折れていると、網戸本体がレールにあたってしまい、まるで飛行機の胴体着陸のように滑りが悪くなります。
また、戸車部品が網戸本体にねじ等で固定されていますが、固定ネジが緩んだ状態になると、戸車が網戸枠の中に沈み込むこともあります。
戸車自体が劣化している場合、市販されている交換用の戸車と取り換えます。戸車はもとから交換部品なので、気軽に変えてもいいものです。
戸車自体は問題ない場合
左右二つある戸車の高さがズレて、網戸サッシがレールにこすっているかもしれません。
戸車はネジ調整ができるようになっており、網戸サッシの角が上下レールと干渉しない高さに、バランスよく合わせます。
網戸の傾きは戸車で調整する
網戸の下（各網戸の左右両端）には、網戸がレールをスムーズに走行するための車輪状の部品「戸車」がついています。開閉がガタついたりする場合、戸車の高さが揃わず網戸が傾いていることが考えられます。戸車の高さを調節してみましょう。
