回答:
強くない、対衝撃性は低い。接着した後はとても硬いため、柔軟性がなく衝撃で接着部が外れる。
解説
瞬間接着剤の耐衝撃
おしゃれなインテリアのDIYで、瞬間接着剤にお世話になることは多いです。
100均の収納容器や突っ張り棒などのプラスチック製品や、壁付け収納のためのマグネットなどを、オリジナルのイメージで組み合わせる場面に最適です。アクセサリーの制作、おもちゃの修理、バッグのかわいいデコなどにも活躍します。
アロンアルファが有名で、100均でも手に入るので気軽に使えます。扱いが雑な場所にも使いたいことがあるかもしれません。耐衝撃は大丈夫なのでしょうか。
瞬間接着剤の硬さがネック
基本的な瞬間接着剤の材料は、瞬間接着剤の代名詞となったアロンアルフアをはじめ、一般的にはシアノアクリレート樹脂がほとんどです。
瞬間接着剤に含まれるシアノアクリレート樹脂は、容器の中では液状ですが、容器から空気中に押し出すと、大気中の湿気を使って急速に接着反応を開始します。
シアノアクリレート樹脂同士が、互いに手をつなぐように反応して、固体状になり接着します。このとき、ぐぐっと収縮し硬くなります(硬化収縮)。
収縮の際に接着物表面を圧縮しようとしますので、接着面にひずみが残ります。
外から衝撃を加えると接着物が瞬間的に変形し、接着物(伸びる)と接着剤(伸びない)の膨張の差に加えてひずみも残っているため、力が解放され接着部が取れてしまいます。
瞬間接着剤の透明な樹脂が割れたりするのとは異なりますが、接着が外れることに変わりありません。衝撃がかかる場所は、弾力性のある接着剤を使うほうが良いでしょう。
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