アロンアルファが固まらないトラブルを避けるポイントは、薄く塗布することです。多すぎると大気中の湿気と触れない部分ができ、反応が完結せず接着が弱いままになります。
解説
おしゃれなインテリアのDIYで、瞬間接着剤にお世話になることは多いです。
アクセサリーの制作、おもちゃの修理、バッグのかわいいデコなどにも活躍します。
アロンアルファが有名で、100均でも手に入るので気軽に使いますが、いつも通りに塗っても固まらないときがあります。
どうすればよいのでしょうか。
瞬間接着剤の反応の仕組みは?
なぜ固まらないのか、この理由を理解するために、初めにすこし化学反応の話をします。
基本的な瞬間接着剤の材料は、瞬間接着剤の代名詞となったアロンアルフアをはじめ、一般的にはシアノアクリレート樹脂がほとんどです。
瞬間接着剤に含まれるシアノアクリレート樹脂は、容器の中では液状ですが、
容器から空気中に押し出すと、大気中の湿気を使って急速に接着反応を開始します。
固まらないのはなぜ?
湿気が接着剤の量に比べて少ないと、固まらないことが起こります。
湿気と接着剤の量のバランスが崩れるのは、接着剤を大量に厚く塗った時です。
空気や接着物と触れているところは湿気をもらって反応が進みますが、接着剤の液体内部は反応が終わりません。
その結果、ちょっと接着物を動かしただけで、未反応の部分は粘度が低く緩いので取れる羽目になります。
アロンアルファは、接着面に少量を点々と塗布して、接着物同士て押し伸ばして薄く接着しましょう。