浴室で使う風呂おけ(洗面器)やバス椅子がカビにくいとうれしいですね。そのため、床面に放置せず、なんでも床から離して吊っておく収納方法が、インテリアの達人によって広まっています。
ですが、浴室にちょうど良いタオル掛けやフックがない場合もあります。取り付けにしても、吸盤タイプのフックは落ちることが多く、使用感はいまいちです。
もし他の方法で、タオル掛けやフックを追加できたら、便利ではないでしょうか。接着剤、マグネットを使う方法を説明します。
接着剤で固定する方法
浴室に傷をつけず、タオル掛けやフックを固定するには、接着基材を傷めない接着剤・スーパーXが便利です。
スーパーXは、一液で自然に固まる弾性接着剤です。セメダイン社が出しています。水と温度変化、衝撃に強い特長があります。
タオル掛け・フックの素材
お風呂場で水がかかりますので、濡れてもさびないアルミやステンレスのワイヤータイプ、またはプラスチックを使います。
スーパーXは様々な素材を良く接着しますが、中でも金属や塩ビ、ポリカーボネートなどの硬い樹脂とはよく接着します。
取り付け方
タオル掛けの固定面と浴室の壁に、それぞれスーパーXを塗って伸ばし、しばらく置きます。表面に粘着性がでてきたら接着します。
貼り合わせた時には接着性が引くいので、初期の強度が出るまでの間、接着物が落下しないよう、養生テープなどで一時的に補強しておきましょう。だいたい1,2時間はかかります。
もしはがしたいときは、ドライヤーで暖めると柔らかくなり、カッターなどで削り取りやすくなります。
マグネットで固定する方法
すべてのバスルームに適用できる方法ではないですが、ユニットバスではマグネットで収納棚を固定することができます。
普段、ユニットバスを使っている方でも、壁パネルの見た目で、水をかけても大丈夫だし樹脂かな?と思っている方は多いでしょう。
実は、壁の本体は薄い鉄板です。ですので、マグネットがくっつきます。(マグネットがつかない壁パネルもあります)
取り付け方
普通のマグネットの特徴は、引きはがす方向に対しては接着力が高い点です。その反面、接着していても横滑りには弱いです。
浴室の壁パネルに、マグネットでラック等を固定しても、載せたものの重みで下に下がってしまいます。
この解決法は、単純にマグネットの接着面積を増やしたり、磁力の強いマグネットのフックを使うことです。
黒い色のマグネット(フェライト磁石)よりは、銀色のマグネット(ネオジム磁石)を使うほうが強い接着力が得られます。
ネオジム磁石がついているフックを購入してもよいですし、ネオジム磁石自体はダイソー、セリアなど100円ショップでも手に入りますので、磁石単体とプラスチックかご等を接着剤で留めて使ってもよいでしょう。