回答:
木工用ボンドが固まらないとき、接着面に風をあてて水分を飛ばす、または一度はがして水で絞った布でふき取り、塗布する面を風でよく乾燥させる。
解説
木工ボンドが固まらない!
木工の作業で、木材同士を接着する場面では木工用ボンドにお世話になります。学校の工作の授業を皮切りに、ちょっとした小物の製作、木工製品のはがれの補修などに活躍します。
木工ボンドは100均でも手に入るので簡単な感じがしますが、現実には、うまく固まらないトラブルがあります。
どうしたら良いのでしょうか。
木工用ボンドの仕組み
基本的な木工用ボンドの成分は、木工用接着剤の代名詞となった木工用ボンドをはじめ、一般的には酢酸ビニル系の樹脂が主成分です。これを水に溶けるように処理して、液体状にしています。
固まらないのは、接着成分を溶かした水が消滅しないということです。大気中に蒸発したり、接着する基材に吸収されたりして、ボンドの液体の中から水分が飛ぶと固まります。
水分を飛ばすには
蒸発させやすくするには、乾燥させてあげることが大事です。一つのやり方として、ドライヤーなどで風をあてると多少は蒸発しやすくなります。
ただし、熱風をあててはいけません。ボンドは熱に弱いので、接着力が低下します。
ボンドで木材を貼り合わせると、貼り合わせ面の中のほうまで風が達することは期待できません。接着が弱いままで困ることもあります。
その場合、一度ボンドをふき取ってから、塗布面自体を風で乾燥させてボンドの水が移行しやすい環境を整えます。このタイミングで、速乾タイプに変えても良いでしょう。速乾タイプはボンド液体の中の水分量が少なく、固まらない状況にはなりにくいです。
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