段ボール箱で本棚を作りたい。気を付ける点は?

段ボール箱で本棚を作りたい。気を付ける点は?

引っ越すときに、本を段ボール箱に詰めて送ったことがある人は多いでしょう。段ボール箱は、本をしまうのにちょうどよい大きさと、丈夫な構造になっています。

この段ボール箱を本棚にできないか、と考えるのも自然です。段ボールならではの弱点に気を付けて作れば、十分に実用に耐えます。

段ボールの弱点と対処法を説明します。

段ボール箱はなぜ強い

段ボールの構造をみたことがある方なら、断面に波状の形があるのに気付いたでしょう。

この波構造のおかげで、波の断面からかかる力に対しては強くなります。段ボール箱の場合、上と下からの圧力には耐えられるようにできています。つまり、上に揃えて積んでもつぶれないということです。実は、段ボール箱は何段重ねておいてよいか、外に記号で書いてあります。10段積み以上ができるものが一般的です。

では、段ボール箱を90度倒して本棚として使うと、どういう力がかかるでしょう。

まず本が入ると、本の向きと内部の波構造に平行であり、波を曲げる方向に力がかかります。

また、90度倒した状態の段ボール箱を上に積むと、下の箱の側面板には波を圧縮する方向に力がかかります。

どちらも段ボールにとっては、高い強度を持っている方向ではありません。この弱点を補強しないといけません。

段ボール箱を積むときの対処法

大きくわけて二つあります。

一つ目は、同じサイズの段ボール箱を積むときは、一段目と二段目の間に段ボール板をいれます。

はさまれる段ボール板は、中身の波の方向を、上・下の段ボールと直行させるようにします。つまり、本の向きに対して、波の方向を直角にするということになります。

すると、上段の本の重みをはさまれた段ボール板が全面で受け、下の段ボール箱の弱い部分に力がかかるのを防ぎます。

二つ目は、下の段の段ボール箱の側板にも、波の断面が上下になるように段ボール板を差し入れて支えます。

更に、段ボール箱のふたは完全に切り取らずに、180度方向に折り返して固定します。折り返しでできた山型の部分が、段ボールの波の方向と直行しているので、側面からの力に少し強くなります。

本棚本の重みは最終的に一番下の段にある段ボール箱にかかります。一番下になる段ボール箱だけでも、板厚が大きい強い素材をつかうのも良い方法です。

例えば、ダブルフルートと呼ばれる段ボール板の品種は、普通の段ボール板が二枚張り合わせてある構造で頑丈です。

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