キャスターが動く!滑り止めの対処法と失敗しないコツは?

キャスターが動く!滑り止めの対処法と失敗しないコツは?

キャスターが動くときは、転がりを制約する受け部品や車止めを使います。仕組みは簡単なので、100均のゴム部品や防振ゲルで手作りもできます。

解説

キャスターが勝手に動く!

キッチンやバス周りなど、キャスター付きラックやキャスター付きワゴンでおしゃれなインテリアを実現している方が増えています。

収納家具を自由に移動することができ、使わないときは端に寄せるなどして部屋を広く使えます。

キャスター付き収納は、IKEAやニトリでも取り扱っていますが、気に入った収納家具に、DIYでキャスターをつけてもいいですね。

そんな便利なキャスターですが、場所を固定して使いたいときには動きが止まるようにしたいもの。

キャスターにストッパーがついていれば良いのですが、組み立て家具ではついていないものもあります。どうすれば良いのでしょうか。

滑りを止める部品とは?

基本的には、キャスターの動きをとめる受け部品を使います。

これはキャスターのタイヤの接地面を囲むような小さい段差があるものです。

力をかければ車輪が段差を乗り上げて超えられるよう、斜面になっている、床置きの平たい部品です。

イメージとして月のクレーターを思い出していただくと良いでしょう。クレーターの真ん中に車輪が落ち込むと、周りの段差を自力で超えられず動かなくなる仕組みです。

他にも、自動車のタイヤの輪留めのような部品もあります。

これはキャスター付き収納家具を置いたまま、車輪の前後に挟み込むもので、やはり小さい段差のせいで動きにくくなります。

100均の商品で代用できる?

椅子の脚に取り付ける床のキズを防ぐゴム部品を、適当な深さに切って自作してもよいでしょう。

車輪がスムーズに乗り上げる斜面はありませんが、車輪を載せてしまえば固定ができます。

防振グッズとして売られている、粘着力のある防振ゲルも使えます。

キャスターの車輪を載せると、接地面だけ潰れて沈み込みますので、動きを制約することができます。

防振ゲル自体を、車止めのように車輪の前後に配置しても良いでしょう。乗り上げても気になる音がせず、ぴったりです。