
これまで湿気防止のために押入れで使っていたすのこが、布団を処分したり引っ越しの時に余ってしまうことがあります。
せっかくなので、捨てずにDIYで何かに作り替えれば、まだまだ生かせそうです。
そこで、押入れの高さ方向へ収納能力を増やすため、すのこで棚を作ってみましょう。
すのこを棚板にする方法
押し入れのすのこは、元々の押入れ寸法にぴったりと合っていることが多いでしょう。
押し入れのふすまや扉を開けたときの、幅が70~80cm程度、奥行きが60~70cm程度の平面に、隙間を開けず敷き詰められるようにできています。
まずは、元のすのこ幅を生かした棚を考えると、板の切断など追加工をせず済みます。

敷いていた元のすのこは、別の小さいすのこを側板にして棚にします。
側面のすのこには、百均で入手できる幅が小さいものを選ぶと、立てたときに押入れの天井につっかえることもなく使いやすいでしょう。
すのこの脚になっている角材に、すのこの両端を載せるように組み立てます。

すのこ同士は互いに直角になるようしっかりと固定します。
留めるときに釘やビスだけに頼らず、直角のL字金物を使うと、傾く失敗が少ない上にすのこ棚もぐらつかず取り付けられます。
すのこを側面板にする方法

元のすのこを側板として使い、棚の高さを自由に変えられるよう作り替えることもできます。
二枚のすのこを左右両側に立て、背面と下面は別の角材や木板を使って互いに連結します。
つまり、棚板がなくても自分で立つように、箱状に組み付けるということです。
左右のすのこ脚を支えにして、棚板を出し入れできるようになれば、完成です。
必要な高さに差し替える棚板は、化粧板や集成材などお好みのものを使ってよいでしょう。