コーススレッドが回らない!対処法と失敗しないコツは?

コーススレッドが回らない!対処法と失敗しないコツは?

コーススレッドを打つインパクトを満充電に戻し、再び回るか試し、無理なら他の場所に打ちましょう。
他の場所に打つ時は、木材が固いので下穴を開けます。
機構的にトルクが大きくなるオフセット式のラチェットドライバーを使うのも有効です。

解説

コースが回らない

固い木材にコーススレッドを打つ時、途中から回らない状態になることがあります。にっちもさっちもいかないとはこのことです。

ネジは、木材に埋まるほど摩擦が増え、回転力が必要になります。

インパクトドライバーの回転力が、摩擦力に負けると回らなくなりますので、インパクトドライバーが最高のトルクで動作するように、満充電に戻してから再度トライします。

再度試しても回らない時は、

①コーススレッドを逆回転で取り外し、固いところにドリルビットで下穴を開けます。ただし、長尺のコーススレッドを打ち込んでいるときは、下穴のためにも長尺のドリルビットが要ります。

②他の場所に打ちます。同じように途中から回らなくならないよう、最初に下穴を開けます。

なんとかそのまま回したい

ネジの頭がつぶれていなくて、ドライバービットの回転力をネジに伝えることができる場合、手動のラチェットで回すとうまくいくことがあります。

ラチェットタイプのドライバーで、回転軸と持ち手部分が離れているオフセットタイプを準備します。板ラチェットと呼ばれることもあります。

オフセットラチェットドライバーは、ネジを回すのはレバーの左右反復動作で行います。

回転軸から持ち手が離れているので、軽く回しても回転方向の力が入りやすい構造です。てこの原理の応用で、苦労せずに作業が進みます。