コーススレッドをまっすぐ打てないとき、打ち初めの段階でなるべく曲がりを修正します。下穴を開けるのも有効です。
解説
まっすぐ打てない
コーススレッドは、2×4材などの肉厚木材を組み付けるときに重宝し、そのため全長が長いものを使うのが通常ですが、その分まっすぐ打つのが難しいです。
ですが、回転の強いインパクトドライバーを使うため、コーススレッドを指でつまんだり、ペンチで押さえたりすることは危険です。
また、2×4材で棚や引き出しなどを製作するとき、90度に組み合わせた木材同士を締め付けるため、コーススレッドを垂直水平に打ち込むことが必要になります。
コーススレッドが2×4材に食いついた程度の初期の段階で、縦横から眺めてまっすぐになるよう修正します。インパクトドライバーを超低速で回転させることができるなら、まっすぐに修正した状態でさらに奥へゆっくりと打ち込みます。
下穴を開ける
コーススレッドが斜めに入り、思わぬところへ貫通するのを絶対に防ぎたい作業では、あらかじめ下穴を開けます。
コーススレッドを、ビットをつけたインパクトドライバーで打ち込むときは、手元から打ち込み位置まで距離が離れるため、水平垂直を維持するのが難しいです。
しかし、下穴を空ける際はドリルドライバーの手元から穴位置までが近いため、容易に木材へ垂直に穴を開けることができます。
一旦、まっすぐな下穴が開いてしまえば、コーススレッドが曲がることはありません。