カラーボックスにコルクボードつけてフタにしたい!よい方法は?

カラーボックスにコルクボードつけてフタにしたい!よい方法は?

回答:

コルクボードの木枠は強度が弱い木が多いため、蝶つがいはビス径の小さいものを選ぶ。ボックス開口部と寸法が合わないときは、開け・閉めに際し隣の扉と干渉しないよう気を付ける。

解説

コルクボードとフタで便利に

賃貸でも、狭いワンルームや1Kでも、一人暮らしの整理から活躍してくれるカラーボックスですが、いつも中身が整理できていればよいのですが、忙しい毎日ではなかなかそうもいきません。

とりあえず、雑然とした中身を隠したい、そのために扉をつけて隠したい方もいると思います。

どうせなら、コルクボードを取り付けて、一台二役としたいところですが、どうすれば良いのでしょうか。

コルクボードの特性

家庭用のコルクボードは、コルクシートを貼った芯材の外周に木の額縁を取り付けたものが多いです。

100均でも売っているものは、材料費を少なくした構造になっているため、額縁が細くなっています。

そのため、加工するときには壊さないように気を使います。

扉に加工するときの注意

コルクボードのフレームに蝶つがいを取り付けるとき、木割れに気を付けます。

木割れとは、ビスを木材に締めていくときにネジの生み出す力に木が負けて、木目に沿って大きく割れ目ができてしまうことです。割れ目が木枠の縁まで達した場合は、とても扉としては使えません。

木割れを防ぐためには、蝶つがいのビスの太さは細いものを選びましょう。できれば、ねじの胴の太さは、つまようじの太さより小さいものが安心です。

また、持っている手回し工具にキリやドリルがあれば、ビスを打つ位置にあらかじめ細い穴を、削って掘っておきましょう。これだけで、木割れのリスクを減らすことができます。

また、蝶番の形にも気を付ける点があります。

普通の汎用的な蝶番(平蝶番)を見ると、回転軸に対して両側の留め板がずれているものが多いと思います。

このような蝶番は、閉じるとぴったりと閉まりません。

できれば、回転軸と両側の留め板がそろっているものを選びましょう。すると以降で説明するような、扉を閉めたときにコルクボードとカラーボックスとで蝶番を隠すような方式で、きれいな仕上がりになります。

横開きにコルクボードを取り付ける方法

カラーボックスの断面にネジを打てますので、平型の蝶つがいを使い、ネジでコルクボードを固定すれば扉になります。

扉側に平型の蝶つがいを、上下二ヶ所、あるいは上中下の三ヶ所にネジで取り付けます。その後、カラーボックスに蝶つがいのもう片側を取り付けます。

ボックス板の端面に取り付け、扉を閉めたときに蝶番が隠れるようにします。

カラーボックスの開口部のサイズより、コルクボードのサイズが小さいときは、カラーボックスの開口部上部を空けるようにして、そこに別の板をとりつけて閉じてあげると、見た目がよくなります。

縦向きにコルクボードを取り付ける方法

上方向に跳ね上げるような扉にする場合も、つけ方の基本は同じです。

扉側に平型の蝶つがいを、左右二ヶ所、あるいは左中右の三ヶ所にネジで取り付けます。その後、カラーボックスに蝶つがいのもう片側を取り付けます。

ボックス板の端面に取り付け、扉を閉めたときに蝶番が隠れるようにします。

コルクボードが開いたまま、手で押さえなくても開きっぱなしにするには、ステーを別途取り付けます。

ステーの長さいっぱいに伸ばした時に、扉が固定されます。両手で中身の入れ替えができるので、安心です。

専用ヒンジを使う方法

トルクヒンジという、蝶つがいの開き位置を自由に止められる専用品があります。

これを使うと、コルクボードの扉を開けたときに、どこでも勝手な位置で開きっぱなしにしてしておけます。

さきほどのステーは、決まった位置でしか固定できませんでした。

扉の寸法や重量に基づくトルク計算により、トルクヒンジの型番を決めていく必要がありますが、メーカーのWebサイトでも確認できますので、まずは試してみると良いでしょう。