カラーボックスの扉をマグネットキャッチや代用品で留める方法

カラーボックスの扉をマグネットキャッチや代用品で留める方法

カラーボックスに扉をつけてピタッと止めたいとき、マグネットキャッチの代用としては100均のマグネットシートが便利です。扉が接する部分に直接取り付けてもよく、本来のマグネットキャッチのようにボックスの側面板にマグネットシートを貼って使うのもスマートです。

解説

狭いワンルームや1Kでも、カラーボックスをうまく利用して部屋をキレイにレイアウトして、日々の暮らしを楽しむ方が増えています。

収納の達人は、ニトリや無印、IKEAのカラーボックスを組み合わせて、どうしてこんな風にできるの?と思うようなおしゃれな収納を作ったり、部屋の間仕切りや目隠しにするなどして、SNSに投稿していますね。

でも、カラーボックスはそのままでは中身が丸見えですので、扉をつけて隠したい方もいると思います。

単なる扉ではなく、コルクボードを取り付けてオシャレに装飾したい!そんなアイデアもありますが、扉はどう固定すれば良いのでしょうか

台所家具ではよく、ストッパーとしてマグネットキャッチが使われていますが、DIYではもっと簡単な方法はないのでしょうか。

扉が正面の場合

まず扉の固定を考える前段階で、扉がどのように付けてあればよいのか、カラーボックスの正面に平型の蝶番で扉を付ける場合を考えましょう。

まず、扉の開口部と同じ寸法の扉を用意します。扉側に蝶番を、上下二ヶ所、あるいは上中下の三ヶ所にネジで取り付けます。

その後、カラーボックスに蝶番のもう片側を取り付けます。

ボックスの側面板の広い面に取り付けるか、側面板の断面に取り付ける方法があります。広い面に取り付けた方が作業は簡単です。

上の絵の中で、右上が丁番を側面板の広い面につけた場合、右下が丁番を側面板の断面に取り付けた場合です。

もしカラーボックスを横置きする場合、扉が横方向に複数付きますので、扉を開けたとき隣の扉と干渉しないようしないといけません。

そこで、扉の寸法はカラーボックスの開口部と同じ寸法にしておきましょう。上の絵のように互いによけてくれます。

コルクボード扉を使うときの注意

コルクボードのフレームに蝶つがいを取り付けるとき、木割れに気を付けます。

木割れとは、ビスを木材に締めていくときにネジの生み出す力に木が負けて、木目に沿って大きく割れ目ができてしまうことです。割れ目が木枠の縁まで達した場合は、とても扉としては使えません。

木割れを防ぐためには、蝶つがいのビスの太さは細いものを選びましょう。あるいは、持っている手回し工具にキリやドリルがあれば、ビスを打つ位置にあらかじめ細い穴を、削って掘っておきましょう。

これだけで、木割れのリスクを減らすことができます。

扉を留める

カラーボックスと扉が平面部で当たる場所がないので、マグネットキャッチを突き当りとして留める構造に適していますが、反対にマグネットシールなどは使いにくいです。

扉が中に侵入しすぎないよう止める必要がありますので、まず扉を止めたい位置に小さい角材などを取り付けて、扉をせき止めます。自動車の車止めのようなものです。

作った止め部にマグネットシートを取り付けて、扉をキャッチします。

見栄えを重視したい場合、止め部が目立たないよう、カラーボックス内の上部隅にマグネットキャッチを設置し、扉を留めるやり方も良いでしょう。

丁番も100均で手に入れられますが、色やサイズの選択肢が多くありません。特に色の種類は少ないので、扉にする板と風合いを合わせたいときは、ネットやホームセンターで探すのが早道です。

扉を埋め込んだ場合

扉を埋め込むと、カラーボックスの正面がすっきりします。

まず、扉の開口部よりも幅が小さい寸法の扉を用意します。

扉側に平型の蝶番を、上下二ヶ所、あるいは上中下の三ヶ所にネジで取り付けます。

扉の側面に取り付けるか、扉の端面に取り付ける方法があります。その後、カラーボックスの側板に蝶番のもう片側を取り付けます。

扉の端面にマグネットシートを貼り、側面板にもマグネットシートに対応する位置にスチール板を貼ると、マグネットらしさがあまり外部に見えないのに、磁力で扉を留める隠しラッチが実現できます。

隠し蝶番を使う方法

これまで説明した方法では、平型の蝶番の取り付け方によっては、金属部の一部が正面から見えてしまいます。

金具が見えるのが嫌な方は、隠し蝶番を使うと良いでしょう

台所のシンク下や洗面所の下の扉などは、外から丁番が見えないよう、この隠し蝶番が使われることが多いです。

扉を開けるときに蝶番の一部が前に移動し、扉がカラーボックスにぶつからない位置までずれるので、開けるときもスムーズで閉めた後は正面から見えません。

隠し蝶番は、構造が板バネになっているため、蝶番が閉じる位置を維持する力が働きます。そのため、マグネットキャッチはなくても大丈夫です。

なお、隠し蝶番は、扉側に取り付ける上では、取り付け部の扉の材料にザグリを入れる必要があります。100均の工具等ではできませんので、購入前に注意が必要です。

隠し丁番にもいろいろな種類があり、以下は一例ですが、イメージをつかむためご確認ください。