
専用のパソコンデスク(パソコンラック)を持っていても、パソコンを買い替えると使い勝手が悪くなるときがあります。
以前はノートパソコンを使っていたけれど、ゲームやお絵かき、仕事で必要に迫られてデスクトップパソコンに買い替えたような場合、どうしてもキーボードやディスプレイを置く必要が出てきます。
キーボードやマウスがいつも机の上にのっていると、他の用途でデスクを使うときにも邪魔ですね。そんなとき、パソコンを使うときだけ引き出せるスライドテーブルにのせて、普段はかくしておく方法があります。
そこで、従来のパソコンデスクに自作でスライドテーブルを付け、アップグレードする方法を説明します。
専用のキーボードトレーを使う
今あるパソコンデスクに釘や木ネジで傷をつけなくても、テーブルの天板に付けられる後付け専用のキーボードトレーがあります。
例えば、有名メーカーの一つ、サンワダイレクトのキーボードスライダーが挙げられます。
テーブルの縁にフックをひっかけて固定すると、スライドテーブルができあがります。
テーブルからはみ出させるのも、テーブルの完全にしまうのも簡単です。
取り付けるときにも大した手間はかかりません。第一の選択候補になります。
スライドテーブルを自作する
市販のスライドテーブルは、色や素材の種類が少なく、今もっているパソコンデスクの風合いといまいち合わないこともあります。
そんな時は、テーブルの下に取り付けるスライドテーブルを簡単に自作しましょう。
スライドテーブルに何を載せるか考え、それに必要なサイズの板を手に入れます。キーボードとマウスを載せるのであれば、60から80センチの幅があれば入るでしょう。
そして、そのテーブルより一回り大きい板を準備します。
板と、スライドテーブルとを、スライドレールで連結します。
スライドレールは、トレー板などをスムーズに引き出すためによく使われています。レールの内部にベアリングが入っていて、ベアリング球の転がりによりスムーズな動きになります。
板とスライドテーブルとが、スライドテーブルを上にして上下になるように配置します。
板をテーブル天板に固定する

スライドレールがついた板が作れたら、その板をデスク天板にぶら下げます。
まずは、左右2枚の側板を準備します。キーボードやマウスを載せる分だけ、スライドテーブルの上方に適度なクリアランスがあくよう、側板の高さは大きめにしてください。
側板をデスクの天板にビスで取り付けた上で、側板にスライドレール付きの板をビスで留めます。
これで、スライドテーブルがデスク天板の下にしまわれた状態になります。
スライドレールを使ったその他の構造

上で説明した以外にも、スライドレールの使い方は他にもあります。
例えば、パソコンデスクに取り付けた垂直の板の断面に、直にスライドレールを取り付け、そこにスライドテーブルを取り付けるやり方があります。
また、パソコンデスクに取り付けた垂直の板の側面にスライドレールを取り付け、スライドテーブルの断面と接続するやり方もあります。
少ない材料で作るためには、寸法もシビアになる上に、構造に工夫がいります。
ですが、自分のパソコンデスクにぴったり合った、シンプルな構造になります。ぜひオリジナルのスライドテーブルに挑戦してみてください。
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