リビング階段にカーテンをつけたい、失敗しないコツは?

リビング階段にカーテンをつけたい、失敗しないコツは?

二階建てのご自宅をお持ちの方の中には、居間に接続したリビング階段があるお宅があります。

二階を使う家族の行き来が見えて便利な反面、二階の空間と吹き抜けでつながり、エアコンの効きが悪くなるのが問題です。

そして、冬場は北側の壁で冷やされた冷気が一階に降りてきて寒い、という問題もあります。

寒さ対策はどうすればよいの?カーテンを使って、簡易的に扉代わりにするのが良い方法です。

両側に壁がある階段

リビング階段にしたことを後悔しても始まりません。冬場を除けば問題ないので、寒い時期を工夫して乗り切りましょう。

カーテンを吊りたいところで、両側に壁があれば伸縮ポールをレール代わりに使うと良いでしょう。

長さがあまり必要なければ、100円ショップでも手に入るメートルサイズの伸縮ポールで、カーテンを吊ることも可能です。

伸縮ポールでカーテンを吊る時は、伸縮ポールにカーテンリングを通して、そこにカーテン側のフックを引っかけます。簡単です。

落下トラブルを起こさない

ちゃんとしたカーテンは意外と重たいため、突っ張る力が中途半端だと伸縮ポールごと落っこちてしまうことがあります。

これは、あらかじめ伸縮ポールを強く突っ張っておけば防げます。

いつも強く突っ張っているよ、大丈夫でしょ?と思うかもしれませんね。伸縮ポールをくるくる回して伸ばしながら突っ張る方は、片側だけではなくもう片側のポールも回して、突っ張るとよいです。

片側のポールを回してキツキツになっても、もう片側のポールはもう少し回すことができて、その分バネを縮められるので保持力も強くなります。

周囲に壁がない階段

階段を含めて二階まで吹き抜け、または階段の片側に壁がない場合、伸縮ポールでカーテンを吊るすのは難しいです。

ですが、階段の周囲に一階の天井があれば、工夫のしようはあります。

天井にカーテンレールを取り付けて、カーテンを吊る方法があります。やり方は一番シンプルです。

ですが、ここでは以下の理由で、他の方法をおすすめします。

天井にカーテンレールを取り付けるのは、冬場以外にカーテンを取り外したとき景観が悪くなること。

また、天井から吊るすような2.4メートル~2.5メートル長のカーテンは長すぎて、シーズンオフでもほかの場所に使えないですよね。

別の方法としておすすめしたいのは、2×4材で天井に釘やビスを打つことなく柱を立てて、市販のカーテンやロールスクリーンの設置を可能にする方法です。

使うのは、2×4材とディアウォールです。

ディアウォールは、2×4材と組み合わせて天井・床を突っ張って柱を立てるDIY工具です。特に専門の工具がなくても、柱が簡単に建てられる優れもの。

2×4材の柱を立てて、階段の周囲、降り口を囲います。天井近くには、水平に支持材を渡します。

ここまでできれば、自由にカーテンレールを付けて、冷たい空気がリビングに来ないよう床をぴったりカーテンでふさいだり、上り口には使いやすいロールスクリーンを取りつけることもできます。

暖かい時期が来たら、これらの囲いはすべて外して、別室に片づけておくことができます。突っ張るだけでできる柱は、付け外しが簡単でメリットが大きいですね。

寒い時期はうまく工夫して冷気をさえぎり、それ以外の時期は空間を広くして、リビングを快適に使っていきましょう。

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