ディアウォール・ラブリコを押入れで使いたい、天井がペコペコなときは?

ディアウォール・ラブリコを押入れで使いたい、天井がペコペコなときは?

回答:

支えがないところには柱を立てられない。木枠に掛かるよう上キャップと天井のすきまに角材を差し込み突っ張ると良い。ただし、差し込んだ角材もたわまないよう選ぶ必要あり。

解説

押入れを変えたい

押し入れがあるけれど、ベッドを使っていて、押入れに布団をしまったことがない方、

子供部屋にも押し入れがあるけれど、手あたり次第にモノを詰め込んでいるだけで空間がムダになっている方、

もし棚があれば、使用頻度が少ないものを効率的にしまうのにも威力を発揮します。

棚を増やす方法はさまざまありますが、突っ張って柱を立てるDIY部品・ディアウォールやラブリコを使う作り方を説明します。

2×4材の柱を立てる

2×4材を使い、ディアウォールやラブリコで天井を突っ張って柱を立てられれば、棚の取り付けもやりやすくなります。

問題は、押し入れの天井板が強くないときがあること、つまり下地がほとんどないことです。

それもそのはずで、押し入れの天井や天袋の天井は、屋根裏へのアクセス孔として使えるので、下地の木材を減らして開口を大きくしてあることがあります。その場合は、押入れの天井板もペコペコのものが多いです。

2×4材の柱を立てる場合は、できるだけ天井を構成する木枠の角材を突っ張るようにしましょう。難しそうであれば、強度のある枠材の二箇所以上にかかるように追加の角材を渡し、その角材を突っ張ると安心です。

注意点

角材が動かないようにする、角材がたわまないようにする、この二点に注意してください。

木の天井板・木枠と木の角材のように、木材同士が接していると滑りやすく、不安定にならないよう注意が必要です。

角材の固定

できれば枠材と角材同士をビスで貫通して固定します。

賃貸で、天井に加工できないときは、粘着性ゴムシートや防振パッドを挟みます。厚みのある強力両面テープでも構いません。

たわみ

ディアウォールは、おおむね10kg程度の力で突っ張っています。この力に対し、SPFの2×4材ではほとんどたわみは気になりません。しかし、1×4材では目に見えてたわみ、1mm以上は曲がるでしょう。

たわむと、枠材との接触面積が減りちょっとの力で倒れやすくなりますので、注意が必要です。

棚の付け方

棚を載せるために棚受けをつけます。

ディアウォールやラブリコの専用棚受けもありますが、棚が動かせるように角材を等間隔に取り付けると後々便利です。

押入れはしまうものが決まっておらず、ライフステージに応じて片付けるものも変わります。

季節家電が増えた、子供のグッズや本が増えた、用途が変わった、、、棚板を差し替えられるようにしておくと利用の幅が広がります。

角材を固定するには二か所以上のビス打ちが必要なため、2×4材の柱は左右2本ずつ立てましょう。そこに、ビスで角材を取り付けます。

角材の上に棚板の両端が載るように、棚板の幅寸法を決めて入手します。

押入れの左右両端、そして中間に下地がある場合は、2×4材の柱を3か所に立てると、棚の取り付け方にもバリエーションが出ます。

大きなものを置くするところは棚板の数を減らし、小さなものをしまうところは棚板を増やすなど、工夫ができます。