部屋の真ん中にディアウォールを立てるときの注意点

部屋の真ん中にディアウォールを立てるときの注意点

回答:

下地があるところ、天井の梁、床の梁を探して突っ張れば良いが、滑り止めの工夫をするとよい

解説

「ディアウォール(diawall)」は、部屋の壁際で天井に2×4材を突っ張って、自由に柱を設置できる機能的なDIY製品です。壁際ではなく、リビングの真ん中に立てたらもっとイメージしたおしゃれなインテリアが出来るのでは、と思う方もいるでしょう。

問題は、壁の際で柱を立てる以外の方法はメーカーが推奨していないことです。リビングの真ん中に立てるには、どのような点を気を付ければ良いでしょうか。

なぜ壁際が推奨なのか

屋内の住宅の壁は、たいていは床および天井の梁と固定されています。耐力壁の付近には、下地の梁があります。賃貸でも、隣家との境目の壁には下地があります。

一方、部屋の真ん中の場合は梁がどこにあるかわからず、下地探しが重要になってきます。ホームセンターで売られている接触タイプの下地探しや、非接触の下地センサーが有効です。

垂直に柱を立てる

下地が見つかったら、柱を垂直に立てます。100均で売られている水準器を使っても良いですし、無ければ柱の上方からおもりを結んだ糸を吊り下げ、柱との角度を見ましょう。

糸は重力に従って垂直になりますので、柱の稜線を糸に合わせれば垂直になります。

滑りにくい工夫をする

部屋の真ん中に柱があると、誤ってぶつかったり蹴飛ばしたりして、左右からの力をふいに掛けてしまう恐れがあります。特にディアウォールは垂直方向の力がバネ頼みで、左右からの力には強くないため、工夫が必要です。

不慮の力で倒れないよう、ディアウォールの滑り止めパッドだけに頼らず、両面テープや防振ゴムを挟んで密着度を上げます。

ディアウォールの滑り止めはゴムですので、表面粗さがあるコンクリートなどと接すれば、高い滑り止め効果を発揮しますが、天井板やクロス、フローリングとの摩擦はそこまで大きくはありません。