ダイニングカウンターを自作する方法は?棚受けや脚は必要?

NO IMAGE

ダイニングが広くないとき、食事をするカウンターをおいて、他のスペースを広く使えないか、と考える方もしれません。

SNSでは時々出てくるダイニングカウンターですが、ただ単にカウンター板を置いてみた、というレベルではなく、本格的に置くときどこに気を付ければ良いのかわかりません。どこにポイントがあるのでしょうか。

脚はつける?

もし、カウンター板を壁の途中の高さにつけたい場合、脚か棚受けはしっかりと付けましょう。

壁の中くらいの高さに、カウンターが浮いたようにつけられた内装造作(ぞうさく)を見たことがあるかもしれません。脚を置かず強度を保つためには、壁紙やボードを貼る前の、下地の構造木材としっかりと締結しないと危ないです。新築やリノベーションのように、構造材が露出しているときにカウンターを付けないと、強度は望めません。

カウンターをキッチン台の上に載せる場合も、やはり脚で支えないとカウンターが動いてしまいます。

カウンター板の支え方

大きく分けて、二通りあります。

一つは、棚受けを短いピッチで取り付ける方法です。棚受けは、壁の下地を狙って取り付けます。

キッチン回りの造作壁であれば、壁裏に配線・配管を通す空間を取る必要も小さいので、下地にベニヤが全面に貼られていることもあります。その場合、どこにビスを打ってしっかりと棚受けを留められます。

もう一つは、床とカウンター板の間に脚を立てる方法です。細長いカウンターを4本の脚で立てて、壁に接触させるようなカウンターになります。

4本脚が好きではないなら、棚受けと足を併用します。壁側の固定は棚受けで行い、せり出したカウンター板のサポートは、木材や金属の脚で行います。

板材の選定

板材は、薄すぎてはたわみます。たわみは事前計算で求めることが可能です。

自重でたわまない程度の厚みでは危なく、肘をついたり立ち上がる時に体重を掛けたりしても大丈夫な程度を想定しましょう。ヒトの上半身の重さは全体重の約24% (頭8%, 上腕8%, 二の腕6%, 手2%)と言われます。体重60kgの大人なら約15kgとなりますので、余裕を見て20kgが掛かるときの試算にします。

机の板材として便利な、パイン集成材とスギ合板(ベニヤ板)で」、カウンターの支点幅と板厚を変数として、たわみを試算してみます。支点幅は、棚受けと隣の棚受けの間隔、または脚と脚の間隔のうち小さいほうです。

パイン集成材

奥行450mmの場合の試算です。たわみが1mmのラインで良否を分けてみます。

奥行450mm カウンターの支点幅
棚板の厚み 600mm 900mm 1200mm
12mm 1.6mm 5.8mm 14.1mm
18mm 0.5mm 1.7mm 4.3mm
24mm 0.2mm 0.7mm 1.9mm

机の幅が広くなると、たわみに弱くなるため、板材を厚くする必要があることを示しています。

奥行600mmの場合の試算です。たわみが1mmのラインで良否を分けてみます。

奥行600mm カウンターの支点幅
棚板の厚み 600mm 900mm 1200mm
12mm 1.2mm 4.4mm 10.9mm
18mm 0.3mm 1.3mm 3.4mm
24mm 0.1mm 0.6mm 1.5mm

450mmの時とおおむね同じで、机の幅を狭めるか、板厚を厚くするかのどちらかです。

スギ合板

奥行450mmの場合の試算です。たわみが1mmのラインで良否を分けてみます。

奥行450mm カウンターの支点幅
棚板の厚み 600mm 900mm 1200mm
12mm 4mm 14.1mm 34.1mm
18mm 1.2mm 4.3mm 10.6mm
24mm 0.5mm 1.8mm 4.6mm

スギのベニヤ板は強度的に厳しいですね。普通に使う分には問題ないですが、とっさの時に体重をかけるとたわみやすいので、カウンターの幅を狭め、板厚も大きくとる必要があります。

奥行600mmの場合の試算です。たわみが1mmのラインで良否を分けてみます。

奥行600mm カウンターの支点幅
棚板の厚み 600mm 900mm 1200mm
12mm 3.1mm 10.8mm 26.4mm
18mm 0.9mm 3.3mm 8.3mm
24mm 0.4mm 1.4mm 3.7mm

450mmの時とおおむね同じで、机の幅を狭めたうえで、板厚を厚くするようにします。

まとめ

カウンターの木板は見た目を左右します。お好きな木材を選び、示した計算値は参考として傾向をつかんでいただき、すてきなカウンターを実現してください。

テキストのコピーはできません。