子供は幼いころから、遊びで大人のマネをしたがります。その中でもママのまねとしてよくあるのが、おままごと。
子供に本物の包丁を持たせるわけにはいきませんから、おもちゃのほうちょうやまないた、食器や食材を与えるわけですが、集中して遊んでくれます。
そうなると、おままごとキッチンを与えてみたくなりますね。
でも、いずれおままごと遊びも卒業してしまいます。それならば、後で別の用途に作り替えやすい木製キッチンを手作りする方が良いでしょう。
子供用のキッチン
おままごとキッチンは未就園児がターゲットです。その身長にあわせると、大人が使う踏み台や椅子ぐらいのサイズです。そんなに大物ではありません。
踏み台を作るように考えてください。そうすると、縦板・背板に天板を組み合わせる形になります。
ポイントはいくつかあります。
重くする
大人の発想からすると、大人が片づけやすいよう、軽くしたくなりますが、それでは子供が押したり寄りかかったりしたときに動いてしまいます。
木板は重たいものを選んでください。重心が下になるほど安定しますので、縦板と背板は重たい木種を選びます。天板は軽くて構いません。
角を丸める
子供の手や腕、洋服を傷めないよう、木板の縁はやすりで削って丸めます。
衝突防止のクッションを縁に貼り付けて代用しても良いです。
もっとも、ママが使っているキッチンに衝突防止のクッションはついていませんので、子供に大人と同じものを与えたいとしたら、使わない方が良いです。
ネジや金物を表面に出さない
板同士を接合するときは、子供の動線や目線を考慮して、ネジや金物の露出部を触れないところに配置します。
木工用接着剤を使い接合するか、ダボを使いで接合するのも良い手です。
キッチンの開閉扉も作ってあげたい場合、どうしても丁番の金物が露出してしまいます。その場合は、金属のエッジが露出しないよう、やわらかいシリコーン系の接着剤を上からかぶせましょう。
キッチンらしくする
子供の目からキッチンらしく見えるには、ガスコンロやシンク、水道の蛇口、電子レンジなどいろいろな仕掛けが必要です。
それらを木工で作るのは難しいので、ここでは取り上げません。
100均で手に入る、プラスチックの素材をうまく代用して、おままごとキッチンの装飾を頑張ってみてください。
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