お部屋のスペースに余裕がないという方の中には、机は折りたたみで良いから、自分で作れないだろうか、と考える方もいるかと思います。
部屋の中に、いつも机が出ていると、不要なものを置いたりして雑然とするのが嫌だ、ということもあります。
一人暮らしだと、部屋にベッドを置いたら他のスペースがなくなったので、机は使うときだけ出したい、と必然性もあるかもしれません。
折りたたみ式の机を自作するにあたり、どこに気を付ければよいのでしょうか。
構造のポイント
日本のご家庭には、その昔は、ちゃぶ台という低い机の原型がありました。
ちゃぶ台は、脚を折りたたむ机の典型です。
折りたたみ机のポイントは以下の3点です。
・脚に蝶番をつけて可動にする仕組み
・脚を開いたまま固定できる仕組み
・折りたたみの状態で脚同士がぶつからない仕組み
脚を可動にする
机の脚は3~4本必要です。机板に取り付けるときに蝶番をつかいます。
脚をしまうとき、机板の中に隠れるとスペースを取りません。
基本、脚は内側に倒れるようにします。
脚を固定できる
脚を開いたとき、机板と脚とが蝶番とは別に、しっかりと固定できるようにします。
これは、ドアに鍵を掛けるような仕組みです。たとえば、
掛け金タイプの鍵
このタイプは、別名、南京錠受けです。簡単にロックできます。
つっかい棒
脚が90度に開いたとき、内側に45度の角度でつっかい棒を入れると固定できます。
着け外しができるよう、つっかい棒はあらかじめ机板側はとりつけておき、脚へは金具で固定する良いでしょう。
木でつっかい棒を入れずとも、金物、例えばあおり止めを使ったり、開閉角度をあらかじめ決めるステーを取りつける方法もあります。
脚同士がぶつからない
低い机の場合、脚が短いので、ぶつかることはあまり気にしません。
椅子に座ってつかうタイプだと、脚も長くなり、たたんだときに当たりやすくなります。
脚の取り付け位置は、たたんだ時に互いに当たらないことを優先して決めます。
そのため、脚の取り付け位置を線で結ぶと、きれいな正方形、長方形になるとは限りません。
平行四辺形、台形になると、おりたたんだときに脚の位置がすこしずつずれ、互いにぶつかりません。
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