ディアウォールで柱を立てるとき、木材カットを何センチでやるかは一つのポイントです。
説明書の推奨通りになマイナス45mmを信じて良いのか、もっとカットを減らすほうが良いのか、
そこで部品の寸法を測って、真面目に最適な値を導いてみました。
カット長さの推奨値の理由を探る
ディアウォールの部品寸法を、主に厚みに関してまとめます。
ツーバイフォー材の長さ | (±0の原点とします) |
+ 上パッドをかぶせただけ | +40 mm |
+ 下パッドをかぶせただけ | +58 mm |
バネを突き当りまで押し込む | +33 mm |
よって、ディアウォールを取り付けて、木材長から増える寸法は+58ミリから+33ミリです。
推奨カットサイズの狙いは?
ディアウォールの公称取り付け寸法は木材長に対しマイナス45mmですので、調整範囲の中間ぐらいですね。
つまり、もっと詰められる=突っ張りを強くできる、というわけです。
実際、公称取り付け位置ではぐらぐらする時もあるため、マイナス43mm(4.3cm)やマイナス40mm(4cm)ぐらいのやや木材大きめで良いです。
でも、天井と床を突っ張る高さが1,820mm以上あることが必要です。
元の木材寸法がこれより短いと、最大にバネを押しつけて木材を斜めから直立させようにも、部材が床につっかえて入らなくなります。
もうカットした、直す方法は?
いったん木材をカットしてしまうと、全長を長くする方向に直すには二つの方法があります。
一つ目、
手持ちの木の端材を適当な厚みに加工し、下パッドの中を追加スペーサとして入れる方法です。これはご自分で木材の切断加工ができる方なら簡単です。
次の方法、
いったん今の2×4材を適当な位置でカットして、ジョイント部品でつなぎ直す方法です。つなぎ直すときに、一本目と二本目の間に適度なすき間を空けて全長を調整します。
ディアウォールには、2×4材を連結するためのジョイント部品があります。2×4材の外周を囲むようにビスで固定するので、つなぐ木材同士がぴったりと接触していなくても、ジョイント部品の強度でまっすぐにつなぐことができます。
このジョイント部品だと、今の2×4材を垂直にカットできず失敗しても問題はありません。
まとめ
ディアウォールの推奨する2×4材のカット長 マイナス45mmは、木材のに設置場所よらずほとんどの場合に適用できますが、突っ張る力緩くなりがちです。
木材が大きい場合は、カット長も小さめにしてつっぱりを効かせるほうがよいでしょう。