DIYでのテーブルの作り方。脚も天板もこうつける

DIYでのテーブルの作り方。脚も天板もこうつける

テーブルが新たに必要になった、キャンプやガーデン用としては木の手作り感があるほうが雰囲気もいいので、いっそDIYで作ってみようか、

そう思いたって、いきなりテーブルの天板と木の脚を揃えたので、じゃあ脚を付けてみよう、

とやっている方はいませんか?それは出来上がりが失敗するもとですよ。

市販のテーブルをイメージすると自分でも作れそうですが、そこにはしっかりとセオリーがあります。

机の構造のポイント

なぜ、いきなり脚をつけてはいけないか、

それは、ビスや釘をいきなり打って脚を固定しても、机にかかる外力で後からガタが出やすく、これはDIYに慣れた人でも難しいです。

天板を角棒や丸棒を互いに固定して机全体を立たせるのではなく、角材と直角に補強材を入れて骨組みとし、天板がなくても四本の脚が立つようにします。

天板の四辺に付ける補強材は、一般的には幕板と呼ばれます。骨組み側の補強材もここでは便宜的に幕板と呼びましょう。

幕板を入れると、脚は二本の直行した幕板と固定されますので、動きやすさが制約されます。

固定は、90度の角度が確実にできる、金折と呼ばれる金属の補強部品を使用します。

L型ジョイントなどと書いてある場合もあります。これは、手回しのドライバーでも、最初に下穴をあければ角材を取り付けられます。

さらに、天板と脚をねじで固定すると、脚の動きやすさは更に限定され、ガタが出にくいです。

幕板を一か所につけにくいとき

骨組みを組んでいると、脚のサイズ、幕板のサイズが小さく、どうしても補強部品が付けづらかったり、ねじ同士がぶつかってしまうこともあります。

このような場合は、幕板の位置をずらして取り付けてもよいです。

ですが、天板の短手側の幕板はずらしてよいですが、長手側の幕板はずらさないようにします。長手側は、デスクにものを乗せたとき、天板が下向きに曲がろうとする変形を支えるためです。

幕板に使う板は狭い面が上に、広い面が側面に来るように配置します。幕板の向きが曲がりに強い向きのため、サポートとして機能します。

または、幕板をずらさなくても良いよう、補強部材(金折れなど)に複数の固定孔があるものを選び、現場合わせでねじを打つ位置をずらす方法もあります。

丸テーブルも同じ

アウトドアやキャンプでは、大勢の人が座れるように、天板を丸くしたテーブルが便利ですね。

丸テーブルを作る時も、まずは骨組みを作ります。なぜなら、そのほうが天板を安く準備しやすいからです。

例えば、直径90センチの丸テーブルが欲しいとき、まともに90センチの丸い板を手に入れようとすると高くつきます。

それよりも、幅30センチの木板3枚からから、必要な材料を切り出してきて、あらかじめ脚をつけて自立するようにした骨組みに、3枚の板を固定するほうがずっと安くできます。