トイレにDIY木製収納を作る、初心者でも簡単にできるコツは?

トイレにDIY木製収納を作る、初心者でも簡単にできるコツは?

トイレに、トイレットペーパーやナプキン、掃除道具を保管する、ナチュラルな収納を自作します。

ホームセンターで、伸縮ポール方式の後付け収納が売っています。こちらは、人の邪魔にならない頭よりも高い位置に設置するのが基本ですが、子供がアクセスできない難点があります。

子供が使用できる床面近くに置けて、壁から出っ張りが小さい木製収納の作り方を説明します。

木製収納のDIY

床面近くの固定収納はホコリが貯まりやすくなるため、掃除の時に床面を移動できる収納にします

材料

お家を建ててもらったときに大工さんから頂いた端材で、25mm厚、幅160mmのパイン集成材が残っていましたので活用します。

トイレットペーパーの直径が110mm程度のため、出っ張りがなくきれいに収まるはず。

大まかな構造図は、以下のマンガのようになります。渡す板の数は三段、そのうち一部は二段ぶちぬきです。いずれも、すでに使用しているトイレグッズをきっちり収めるため、高さや横の寸法を決めています。

DIYで初めて木製収納を作る方には、
①板を直接、枠にネジ固定する
②板を市販のラック支柱で固定する
のどちらかをお勧めします。

組立家具でしばしば見かけるように、ダボを使用して組み合わせれば見た目も良いのですが、ダボの施工はやや難易度が高いです。ダボ穴を垂直に開けるために、電動工具を使うほかはありません。

①の木ネジ固定の場合、多少は板の長さがばらついても、ネジが二つの木材の隙間を貫通していますので、固定強度上の問題が起こらず初心者にうれしい利点もあります。

完成品の説明

自作の収納の正面、背面の写真です。背面には、置くものが裏側に落ちないよう、壁板を追加しました。

壁板は、大工さんから頂いたフローリング材を現物合せてで切断し、下から一段目、下から二段目+三段目の壁として取り付けました。

一番上の段は、フリースペースとしてつけました。芳香剤やミニカレンダー、観葉植物などを置くことができると考えています。

特に重量物を置く予定はないのですが、パイン集成材は板厚がありコーススレッドを打つのに問題ないため、片側は二ヶ所ずつ電動インパクトドライバーを使ってコーススレッド止めです。

背面の壁板は、固定強度が要らないので釘打ちで固定しました。

下面には、固定キャスターと、自在キャスターを取り付けました。

パイン集成材の風合いを生かした外観にするため、塗装はしません。

トイレに設置してみました。高さ方向はトイレットペーパーホルダーに干渉せず、トイレの奥へスムーズに入れることができます。

保管グッズを入れてみますと、見事に収まりました!トイレットペーパー、掃除用具、サニタリーボックス、ナプキンを保管する紙箱類が、きれいに並びきれいです。

邪魔にならないよう、トイレの奥側に設置しようと思っていましたが、一番上のフリースペースにカレンダーや観葉植物を置くなら、入り口側の方が使い勝手が良いとわかりました。

後から置き場所を変えられるのも、キャスター付きのワゴンタイプならではですね。

まとめ

しまいたいものが決まっている場合、サイズに合わせた位置に板を固定するだけで良く、見栄えが良く出来ます。多少の木材サイズのバラツキ(切断ミス)も木材同士をビス止めすれば問題ありませんので、DIYの初心者でもうまくいくのではないでしょうか。