家のトイレは一日に数回しか使わないところですが、水やトイレットペーパーを消費するのでタオルや予備品を置いたり、汚れや匂い対策で掃除用具や芳香剤を置いたり、何かと物を置くことが多いところです。
トイレに見栄えの良い収納があれば、トイレが居心地の良いスペースになりそうですね。
仮に賃貸に住んでいますと、DIYで穴や傷をつけると退去時に問題になるため、制約はあります。どんな方法がいいのでしょうか。
伸縮ポールの棚はどうなのか
ホームセンターでトイレの棚になりそうなものを探すと、たいてい、伸縮ポールで突っ張る網棚が見つかります。
これは簡単で良いのですが、家にお客さんが来た時には自分以外もトイレを使うので、もっと見栄えが良いものが欲しくなりますね。
木の温かみを生かした棚を、自分で付ける方法を説明していきます。
棚受けが必要
もっともシンプルに棚を作る方法は、トイレの両側の壁に棚板を渡すやりかたです。
そのため、棚板を支える棚受けを壁に取り付けます。棚受けにも、アイアン製、プラスチック製、アンティーク風などいろいろありますが、もっともシンプルには、角材を横向きにネジで固定します。
賃貸の場合、壁に木ネジの穴が残るといけません。穴が小さいピンタイプの壁付けフックを使うと良いでしょう。
壁美人という、ホッチキスの針で取り付けるフックもあります。ホッチキスの針のサイズなら、壁紙の穴は目立ちません。
棚板の選び方
トイレにいるとき、本や雑誌を読みたい、という方もいるかもしれません。
本は意外と重たいため、棚板の選び方に注意が必要です。失敗すると、重みで棚板が次第にたわんでいきます。
手頃な価格の中ではSPF材やパイン集成材が手に入れやすいです。幅が300mm、長さ900mmの板の中央に5kgのおもりを載せたとすると、強度計算で求めたたわみは以下のようになります。
SPF材(厚み19mm):0.4mm
パイン集成材(厚み15mm):1mm
厚みが15~19mm程度の板なら、雑誌や本を置いたとしても5kg以内に収めるよう、気をつけましょう。
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