ウォリストは、2016年にDIY商社の和気産業が発売した、自由なサイズの壁面収納を作れるDIYグッズです。
ツーバイフォー材を使い壁面収納を作る部品はすでにありましたが、後発のウォリストは、棚の奥行きを自由に選べるように改良して、応用の幅を拡げました。
ウォリストの使い方、部品のはたらき、類似部品との比較、トラブル防止方法をまとめました。
ウォリストの使い方
①2×4材にジャッキを取り付け、柱にします。滑り止めパッドを下に貼ります。
②2×4材の棚板を高い位置に取り付けたい場合、柱を立てる前に取り付けます。低い位置なら柱の後からでも可。
③2×4材の柱をジャッキが天井側に来るように立てます。
④ジャッキのバネを調整し、天井と2×4材の間で強く突っ張る状態にします。
⑤できあがりです。
次の記事で、ウォリストの取扱説明書から、使用時の注意点を解説します。
ウォリストの種類
ラインナップは、
①柱を立てて固定する「ジャッキ」
②板を固定する「棚受け金具」
2×4材の柱を二本立てて、その間に2×4材を「H」の字を描くように横向きに渡して板にする場合の、両端の棚受け金具です。
③板をサポートする「棚受け金具」
壁に対し垂直に板をつける場合のサポート金具です。ヒトの両腕のように板の下から支えます。
④柱を束ねる金具
2×4材の幅を広げて使いたいときに、束ねる金具を使います。2×8や2×10のようなサイズにできます。
⑤柱を連結する金具
補強金具としてラインナップされていますが、2×4材同士を2本繋いで特大の1本の2×4材の柱にするとき、補強金具の中間版を使います。
棚受け金具
正規品は金属のL字金具です。ただし、他の2×4材用の棚受け金具を混在で使っても問題ありません。
連結金具
正規品は金属の一枚板の金具です。ただし、他の2×4材用の連結金具を混在で使っても問題ありません。
ネジ
ジャッキにはネジが添付されています。プラスドライバーが必要です。
その他、棚受け金具や連結金具、補強金具にはネジが添付されていません。別売りのネジか、市販のネジを購入する必要があります。
ウォリストの下の部品が売っていない
2×4材の下に取り付ける部品はありません。その代わり、2×4材の下に貼り付けるすべり止めシートが添付されています。
ウォリストの足が見つけられない
2×4材の足に取り付ける部品はありません。その代わり、2×4材の下に貼り付けるすべり止めシートが添付されています。
ウォリストの取扱店・販売店
どこに売ってるのか?→大手ホームセンターで買える、資材館があるような大きい店舗は置いてある可能性が高い。
ディアウォール、ラブリコとの比較
ウォリストが後から商品化されましたので、先に販売されていた天井と床を突っ張るDIY部品、ディアウォール、ラブリコとは差をつけています。
次の記事で、ディアウォールやラブリコとのしくみの違い、耐荷重やカット長さの違いを、公式よりもていねいに説明します。
倒れるトラブル防止法
ウォリストは、ばねの力で天井と床を強力に突っ張ります。
しかし、誤って倒れやすい方法で施工してしまう恐れがあります。
次の記事で、突っ張る際の作業方法、強度を上げる工夫を説明します。
まとめ
ウォリストの使い方、部品のはたらき、類似部品との比較、トラブル防止方法をまとめました。
詳しくは個別の記事をご確認くださいね。
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