念願の一戸建てを手に入れて、ウッドデッキも作ってもらったという方、別荘を手に入れて、ウッドデッキをリノベしたいという方、
ウッドデッキの階段はどうしていますか。
最近の戸建て住居は、土の面に対してフロアの位置が高くなっているため、フロア面と同じ高さにするウッドデッキの表面も、庭から高くなっています。
階段がないときびしいので自作してみよう、と考える方に、ポイントをお伝えします。
釘、ビスの打ち方
ウッドデッキの階段形状も、さまざまな形をイメージされると思います。
滑り台の階段・ロフトのはしご階段のように、階段の踏み板だけを取り付けるタイプ、
一般住居の階段のように、踏み板と、それを支える縦板を取り付けるタイプ、
形状は好みがあります。そこはお任せしたいのですが、できるだけ踏み板の断面にコーススレッドを打たないようにします。
例えば、階段の踏み板と側板の固定を、側板側から踏み板の断面にコーススレッドを貫通させて行うとします。
ウッドデッキの階段は、屋外で雨にさらされます。雨水は、狭いすきまを好んで侵入します。
踏み板と側板のすきまに侵入した雨水は、一時、踏み板の断面にたまります。コーススレッドに沿って内部に侵入し、木材の劣化を速めてしまいます。
釘、ビスは踏み板の表面側から打つ方がよいです。
塗装がしやすい形
雨水と日光で、ウッドデッキの階段は次第に劣化します。木材保護塗料を繰り返し塗装してあげる必要があります。
塗装の時に、ハケが届かないような狭いすきまができない形にすることが大事です。
これは前述のポイントと関連します。
踏み板の表面から釘、ビスを打つと、ビス穴に対しても木材保護塗料の染み込みが効きます。
踏み板の断面にコーススレッドを打ち、側板と締結すると、踏み板断面の繊維を切りさいてしまいますが、その部分に塗料を塗ることができません。
土の面から一段上げる
土と、乾燥した建築木材は、とても相性が悪いです。
土は湿っていて、構造木材は乾燥しているのですから、当然といえます。
ウッドデッキの階段の接地面は、必ず、土から離します。
コンクリートブロック、コンクリート平板などを置いて、土の湿気から切り離すと良いでしょう。
外れる方が良い
ウッドデッキ自体も、定期的に木材保護塗料を塗りなおす必要があります。
ウッドデッキ表面をくまなく塗装するため、階段は外せるような形が望ましいです。
ウッドデッキと階段の接続部にも、雨水はたまって木部を痛めます。階段側へ保護塗料を塗りやすくするためにも、階段だけ外れる方が便利です。
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