キッチンの作業台を移動式にしたい、失敗しないコツは

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キッチンで便利に使える作業台が欲しいな、と思い、市販品を探している方の中には、いいのがないので、自分で作ってみようと思い立った方もいるかと思います。

どうせなら、食品や食器を載せたまま位置を変えられるよう、移動式にしたいと思いませんか。

作業台を移動式にするにはコツがいります。詳しく説明します。

作業台の構造

作業台は、キッチンで邪魔にならないように、作業面の縦横が小さめ、その代わり作業がしやすいように腰高である必要があります。

人の体重をかけたり、重量物を載せる可能性が小さいため、耐荷重にあまり気を使わなくとも、作業面の板と足を互いに固定して、全体を立たせてあげます。

ただし、全体的に軽量で腰高なため、重心が高くそのままでは倒れやすい作業台になってしまいます。

倒れにくくするため、足を作業面に対しやや斜めに、開き気味(八の字)に取り付けます。このように足が斜めになっている木工品は、椅子で多く見られます。人が座りますと全体的に重心が上方に移り、倒れやすくなりますので、椅子の足が開き気味になり倒れにくくしています。

斜めに取り付ける方法

丸ノコを持っていれば、角材を切断して決まった角度の斜面を作製することは簡単です。持っていない場合、一本の角材をノコギリやジグソーで斜めに切断してやると、同じ斜めの角度が付いた、二本の角材ができます。

作業面側と床面側の角材斜面が同じ角度でないと、床に置いたときに安定せず、がたつきます。とはいえ、同じ角度に切断するのは手作業では難しいため、ある程度同じ角度になるように切断した後、やすりで研磨して微調整すると良いでしょう。

角材は、木工用ボンドなどによる接着や木ネジなどによる締結により、板と接合します。4本の角材同士も、強度を増すために支持材(角材、針金など)で互いに対角線の木材と締結しておくと安心です。

キャスターのネジ付け

キッチンで使う場合、作業台の上にお皿や鍋を置いていて、不安定で倒れると大問題です。そこで、安定して動かせるキャスターを選ぶところから始まります。

四隅にキャスターを付けるとして、均等に重みがかかる場合の荷重は単純です。キャスターの仕様書に記載されている、キャスター一個あたりが耐える重さを、単純に4倍します。50daNなら、4倍して200daNになります。daNはデカニュートンという単位で、1daN=約1.02kgです。

4倍した数値は、静置する試験での許容値のため、動かすことを考えるともっと安全を見ます。キャスターメーカーは、おおむね0.7~0.8を掛けたキロ数を上限とするよう推奨しています。また、仕様よりやや重いものを載せても、瞬間的に壊れることはありません。

キャスターの素材は、床面と摩擦が少ないほうがすいすいと動くので良いのですが、硬い素材だとクッション性がないため、何か異物を踏んだ時にバランスを崩す恐れがあります。

作業台は重心が高いため、倒れにくいよう車輪はゴム製で大きくすると床の段差で躓きにくいです。キャスター本体を相対的に重くすると、全体の重心が下方に来るため安定します。キャスターはネジ固定します。

ネジ付けできないなら両面テープ

作業台に使う足の材質によっては、ビス止めが出来ない場合や、外観が悪くなるので穴を開けたくない場合もあることでしょう。

穴を開けない場合は、キャスターを両面テープで固定します。ただし、両面テープの場合はキャスターに荷重によっては剥がれて、作業台が傾いてしまう恐れがあります。

なぜなら、通常の方向自由なキャスターは、シャフト軸と車輪の接地位置がオフセットしていて、作業台の重みが掛かると車輪が倒れる方向へ力が掛かります。この力で両面テープは端から剥がれます。

車輪の接地部とキャスターのベース重心が一致した、ボールキャスターを使うようにしましょう。

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