ドアが閉まる時うるさい!静かにしたい!対処法と失敗しないコツは?

ドアが閉まる時うるさい!静かにしたい!対処法と失敗しないコツは?

回答:

ドアクローザーの調整弁をドライバー等で回して、静かに閉まる状態に保持する。
ドアクローザーがない室内ドアは、ラッチの当たり方や滑りを改善するか、緩衝材を取り付ける。

解説

開閉の時バタンッ

開き戸の玄関ドアであれば、たいていはドアの上部にドアクローザーがつけられています。

ドアクローザーは、ドアが開きっぱなしにならないよう閉まる方向へ引き戻す機能と、閉まる時のスピードを調整する機能を持ちます。

クローザーの中はどうなっていると思いますか。

基本的には、コイルスプリングとピストンを連結した部品が入っていて、ドアを開けた時にピストンがスプリングを収縮させ、ドアから手を離すとスプリングが戻る力でドアが閉まります。ですが、単純にスプリングの力だけで閉まると勢いよく閉まってしまいます。

実は、戻る速さを抑えるため、粘り気のある作動油が内部に充填され、ピストンが動くときに連動して作動油が決まった流路で移動し、ピストンの動きを遅らせる働きをします。つまり、油圧機構が備わっています。

ドアクローザの大手、リョービ株式会社の特許から構造図を引用します(特許第4753712号)。

左半分はスプリングを示し、右半分はピストンを示しています。ドアが開くとき、閉じるときの作動油の流れを図示しました。

ドアが開くときに作動油は勢いよく空隙に移動しますが、閉まるときは作動油の流路が細いためゆっくり戻ります。

ドアが閉まるスピードを調整するため、調整弁があり、作動油の流量を変えることができます。本体に貼られている説明図に従って、調整弁を回転させて調整します。

通常、閉まり始め、閉まり終わり、ラッチングアクションの3箇所の速さを変えることができます。基本的にネジを締める(右に回す)と閉まり方が遅くなりますが、ドアの重さや好みの静かさになるまで辛抱強く行います。

高機能なクローザーでは、180度まで開いたドアを60度ぐらいまでゆっくり閉め、荷物の搬入に配慮したり、強風でドアがいきなり開き方向に動いたときに油圧で動きをゆっくりに制御する機能もあります。

ポイント

閉まる速度をコントロールしているのは作動油の粘性(流れにくさ)です、夏場と冬場の気温の違いで粘性は変わります。しょっちゅう調整するところではないので、ちょうど良い作動ポイントを探すことが重要です。

分譲マンションや24時間換気の住宅など、室内の気密性が高い場合、ドアが閉まる時に室内に押し込む空気の逃げ場がなく、ドアが閉まり切らない場合があります。

多少はうるさくなるのを承知で、閉まり切る直前のスピード(ラッチングアクションのスピード)を上げて勢いを保つ必要があります。

反対に、窓が空いていて、室内空気の逃げ場がある状態でドアクローザーを調整すると、冬場のように窓を閉め切った時に閉まりが悪くなる場合があります。窓を閉めて、ドアクローザーの調整をするようにします。

速度調整ネジを左右いずれかに回転させて、適切な速度で閉まるように調整します。適正な速度は、ドアの閉じ始めから閉じ終わりまで大体5~8秒とされています。これを目安に調整しましょう。

ドアクローザーの修理・交換について
ロイヤルホームセンター DIY Clip!

ガチャガチャとうるさい

室内ドアにはドアクローザはついておらず、ステーのみがついているケースが多いです。

このドアのうるさい原因には、ドアのラッチがストライク(ラッチ受け)に当たる時のカチャカチャ音、ラッチが引き込む時のカチャカチャ音、そしてドア本体がドア枠に当たる時のバタン音が挙げられます。

このうち、ラッチがストライクにあたる金属音や、ラッチが引き込む時の金属音は、緩衝材を貼ると動作しなくなるため難しいです。

ラッチの最も出っ張った部位(ラッチボルト)だけが白い樹脂(つるっと滑りが良い樹脂)でできていて、ラッチ受けとあたる金属音がしにくい消音タイプの部品が、インテリア部品各社から市販されています。チューブラッチと検索して、自分のドアラッチメーカーと合うか、交換できそうか、調べてみると良いでしょう。

賃貸などで部品交換は考えられない場合でも、滑りをよくする潤滑剤を塗るなどして、音を軽減する方法があります。鍵穴のすべりを改善する用途で売られている、パウダータイプの潤滑剤が良いです。

ドア本体がドア枠にあたる音は、100均でも手に入る防音ゴムが効きます。硬いドアと枠が当たっている場所を慎重に見定めて、ラッチがしっかり閉まる程度に薄い防音ゴムを貼ります。

厚みがありすぎた場合、ドアラッチがストライクに入り込まず、ドアがきっちりと閉まらなくなります。

テキストのコピーはできません。