ドアが閉まらない!対処法と失敗しないコツは?

ドアが閉まらない!対処法と失敗しないコツは?

ドアが閉まらないとき、ラッチの滑り、ドアを閉めた時にラッチとかん合するラッチ受け(ストライク)の位置、蝶番の緩みとドアの傾きを確認します。
問題ない場合、ドアクローザーを調整して、ラッチの反発力等よりも強く閉まるようにします。

解説

ドアが閉まらないなら

ドアの閉まりの悪化は、様々な要因で発生します。

ラッチ

ドアノブを回すと、ドア内に引き込む三角形の部品です。ドアの閉まる動きに合わせて、ラッチ受け(ストライク)に当たりながら滑らかに押し込まれ、ドアに引き込むのが正常です。

動きが悪い場合、乾式の潤滑剤を塗布してすべりをよくします。ホームセンター等で入手できる鍵穴用潤滑剤が、パウダータイプの乾式です。機械油系の湿式潤滑剤(クレ556など)は絶対に使いません。乾式潤滑材の例を以下に示します。

ストライク

凹形状になっているラッチ受けのことです。ストライクの金物がドア枠に二つのネジで取り付けられています。ラッチが完全に出ること、その時ドアを前後に押し・引きしても動かないのが正常です。

ラッチが完全に出ていない場合、ストライクの位置を左右にずらして正常な位置に戻します。ドライバーでネジを少し緩めて、慎重に動かします。

蝶番、ヒンジ

ドアを開閉する時の根元側に、上下に二つついている開閉部品です。ドアの位置を保持する役割と、開閉を行う役割があります。

ドアがドア枠に対し傾いていないか、閉めた状態で確認します。傾いているとドアとドア枠が接触し、こすれます。ドアの重みやドア閉めの振動で、丁番の調整がずれることがあります。調整ネジがある場合は、説明書通りに調整します。

ドアクローザー

ドアクローザーを調整して、ラッチの反発力等よりも強く閉まるようにします。

ドアが閉まるスピードを調整する調整弁がありますので、貼られている説明図に従って、調整弁を回転させて調整します。好みの静かさになるまでしんぼうづよく行います。

速度調整ネジを左右いずれかに回転させて、適切な速度で閉まるように調整します。適正な速度は、ドアの閉じ始めから閉じ終わりまで大体5~8秒とされています。これを目安に調整しましょう。

ドアクローザーの修理・交換について
ロイヤルホームセンター DIY Clip!