電動ドライバーは7.2V、10.8V、14.4V、18Vのどれが良い?

電動ドライバーは7.2V、10.8V、14.4V、18Vのどれが良い?

回答:

大きい力が必要な場合は、高い電圧のドライバーを選ぶと良いが、小さいと使えないわけではなくケースバイケース

解説

電動ドライバーの電圧はいくつか

電動ドライバーのスペックには7.2Vや10.8V、14.4V、18Vといった電圧が出てきますが、それ以外に違いがあるのかわからず迷いますね。どれを選ぶべきなのでしょうか。

電圧の違いは

充電式の電動インパクトドライバーや電動ドリルドライバーなどには、電圧の数値がついているのですが、これはバッテリーがモーターに供給する電圧です。

リチウムイオン二次電池は公称電圧が3.6~3.7Vです。ユニットを二つ直接に繋げば7.2Vの電圧に、三つ直列に繋げば10.8Vの電圧に、四つ、五つを直接に繋げばそれぞれ14.4V、18Vの電圧になってモータに供給します。

モータは、電圧が高いほど動き出し(=低速)に発生する力が高くなり、ネジ締めの時の摩擦が大きいときでもビットを回転させることができます。

また、電圧が高いほど無負荷(=空回し)の時の回転数が大きくなります。

他のスペック:1,500mAhとは

1,500mAhや1.5mAhというのは、電池の容量です。大きいほど長時間の使用ができますが、満充電までの時間も余計にかかります。

電圧が高くなる、容量が増えると、リチウムイオン電池のセル数が増えるため重量が増えます。長時間の作業では電動ドライバーを持つ腕が疲れることもあるでしょう。

どのくらいの電圧が必要か

下穴があるところへのネジ締めであれば、締め付け力が小さくとも良いため7.2VでOKです。

反対に、初心者であってもハードウッドでウッドデッキDIYに取り組むなら、締め付け力を重視して製品ラインアップの中で一番電圧が高いものを選んでもおかしくありません。

プロ用には、多少値が張りますが作業効率を考えて、電圧18Vの電動ドライバーが供給されています。