庭から子どもの飛び出しを防ぐ可動フェンスを付けたい

庭から子どもの飛び出しを防ぐ可動フェンスを付けたい

持ち家の方は、庭でこどもをボールで遊ばせるとき、ボールが道路に飛んでいってしまい、こどもも道路へ飛び出して行ってしまうこともあります。

自分の家の前で、子供が車の事故にあうのは、想像したくありませんね。

小さいころからサッカーに興味を持ち、庭や道路でサッカーボールで遊ぶ子もいます。少なくとも、庭から子どもが飛び出さないフェンスがないと、安心して遊ばせられません。

家の外構とは違う、行ってほしくないエリアへの通行を止める、子供向けの可動フェンスの作り方を説明します。

土の地面に立てるフェンス

フェンスをつけたい場所が土を入れてあるところならば、しっかりと木の杭を打って、折れ戸のガードを付ける方法があります。ボールが飛び出すのは止めませんが、子どもの飛び出しをおさえるには効果があります。

折れ戸とは、カーテンのひだひだのように山と谷が連続する、板を何枚も連結した戸です。

これは畳むと占有スペースが小さくて済むのに、拡げると幅広になります。

作り方は基本的に、自立できる程度に硬い、シナベニヤやラワンベニヤ合板を、互いに丁番で連結していきます。一番端は、木の杭としっかりと固定します。木の杭との接合は、丁番でなくてもL型金物で動かないように固定しても構いません。

例えばフェンスを置きたい隙間が2メートルの幅であったとしたら、幅40センチの板を5枚、丁番で連結します。木の杭が折れ戸の重さに耐えられず傾くようでしたら、木の杭にねじ込みフックを取り付けて、別途地面に打った杭と針金で結んで傾きに耐えるようにします。

丁番の可動芯には多少のクリアランスがあるため、板を連結していくと重みで先端の方が地面に近づいていきます。木の板の丁番を取り付ける時に意識して傾きを補正しましょう。

土がない砂利面やコンクリ面の場合

駐車場と庭が同じ高さでつながっていて、日中、家族が車に乗っていってしまうと、庭から外の道路までツーツーになる配置の場合があります。

このように道路面への開口部に出入りがあり、固定したフェンスを作りにくい場合は、あまりこだわる必要はありません。

園芸をやる方なら、土を入れたプランターに、支柱をたくさん立てて並べておくのも一つの方法です。こどもはボールしか追いかけていなくても、支柱で体が抜けられないプランターを、一思いに飛び越えることはできません。

園芸をしない方でも、空のプランターに2Lペットボトルを入れて重しとし、それを隙間なく並べておくことができます。子供が走っていっても一旦立ち止まるような、駆け足で超えられない高さの仕掛けが大事です。