玄関の室内側に自分で手すりを取り付けたい!

玄関の室内側に自分で手すりを取り付けたい!

高齢の家族が、玄関で靴を脱ぐときに、バランスをくずしてヒヤッとすることがあります。

高齢者にとっては、手を添えられる手すりがあると安心です。でも、手すりを付けるためだけに業者を呼ぶのはやや大げさです。手すり自体は個人でも通販で購入できます。

手すりを自分で取り付けるには、どこに注意すればよいのでしょうか。

安定した壁に取り付ける

壁が安定していないと、手すりに体重をかけることはできません。

そこで、手すりは壁裏に下地があるところを狙って、木ネジで止めます。下地材となる木材は、大体約45cm間隔、または約60cm間隔であるはずです。

もし、下地がないところで、石膏ボードに固定する場合、木ネジで止めると抜けやすくなり、つかんでで上半身を支えた時にをかけたときに危険です。

次に、下地を調べる方法を説明します。

下地の探し方

まず、道具がいらない簡単な方法からです。

壁を人差し指や中指の第二関節でトントンと叩いて、違う場所ごとの音を聞き比べましょう。

木材の下地があるところは叩いた時の音が響かず、やや低い音になります。

他方、下地がないところは、石膏ボードの板裏に音が響くので、高い音になります。

ボード裏の下地を探す工具

一戸建てで玄関が家の端にある場合、壁が外壁の可能性が高く、ボード裏には断熱材が入っています。よって、叩く方法ではうまく音が変わらず、探せないことがあります。

また、アパート、マンション住まいの場合、隣や階上の住民に気兼ねして、音を出して下地を探すのもはばかられます。

そんな場合は、ホームセンターで入手できる、石膏ボードの下地探し針を使うとよいでしょう。

この工具は、先端に細い針が付いています。石膏ボードにこの針を刺し、そこに下地が無ければ貫通して最後まで抵抗なく突き抜けます。

下地がある場所は針が下地の柱に突き当たるため、そこから先に進入しません。この違いで、下地の位置が判断できます。

針で壁に穴を開けて大丈夫?と思いますよね。とても細い針を使っている上、普通は石膏ボードには仕上げの壁紙が貼ってありますので、針を刺した後の穴は目立ちません。簡単な仕組みですが、効果は絶大ですのでオススメします。

とはいえ、クロスに針穴を開けるのはいやだな、とお考えの方は、非接触で下地を調べる電子式の下地センサーを使いましょう。

壁の表面でセンサーを上下左右に滑らせると、下地があるところではLEDが点灯するので、点灯する範囲をマーキングして下地を特定します。

このセンサーならば壁紙を傷つける恐れはありません。更には今回に限らず、単に突っ張り棒を壁に取り付けたいときでも、下地の場所が分かるとしっかりと固定できますので、ぜひ持っておきたい道具です。

手すりの固定

下地の場所が想定できたら、手すりをビスで固定します。ビスを打ち込むときは、壁紙や耐熱ボードを貫通し、下地の木材まで確実に届かせます。

手でドライバーを回しても、電動工具で締めても、下地に到達すると手ごたえが違いますのでわかります。

もし、下地の間隔と手すりの固定部が一致しない場合は、固定用の板を挟みましょう。

まず、長さのある木板を下地と締結します。この木板は、手すりを取り付けてヒトの体重を支えますので、密度の高い固い種類が良いでしょう。

普通の合板、集成材や、杉・桧・マツなどの単一木材なら問題ありません。逆に、繊維板(MDFやパーティクルボード)は危ないので使いません。

木板を壁紙の上から固定できたら、その板に手すりを取り付けます。

取り付けた後は、必ず力をかけてみてぐらつかないか確認しましょう。また、定期的にビスを増し締めすることも重要です。

もし、本当に転びそうになってとっさに手すりに手をかけたときに、手すりがぐらっときてヒトを支えられないと大ごとになります。

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