釘の打ち方のコツは、はじめは釘と槌(つち)、手の距離を近づけて槌の重みで軽く打つことです。すると、打ち始めのころに曲がって刺さる失敗を減らせます。釘を押さえてもよく、ペンチ、洗濯ハサミなどがまっすぐを保つ道具になります。

解説
釘をまっすぐ打つのは、結構難しいですよね。
DIYの経験が豊富になってきても、100発100中でまっすぐ打つことができるか、なかなか自信が持てない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まっすぐ打つための基本的ナコツと、まっすぐ保持するため家にある工具を使う方法を説明します。
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釘をまっすぐ打つ方法
まっすぐに打ちたいとき、カナヅチの柄の先端に近い方を軽く握って、肘を中心に手首と肩を柔軟に使い、重みと振り落としの力を利用するのが打ち方のコツです。
釘の頭に対し、まっすぐに槌を降ろす釘の打ち方で、うまく打てます。
金づちを長く持ってしまうと、釘の位置に対し、カナヅチと手、肘の合計距離で支点が離れるため、手元が狂いまっすぐ打つのが難しくなります。
まっすぐ入り始めたら、力をかけるためにカナヅチの柄の先端方向を持って、振り下ろしの力を利用して打ちます。

まっすぐに保持する方法は?
初めのうちは、釘を道具で垂直に保持しながら打てば、まっすぐ入りやすくなります。
指で釘を保持するのが最も効果がありますが、カナヅチの振り落としの目測がずれるとケガをします。
代わりに、ペンチで釘を保持するのが安全で、まっすぐ打てます。
ペンチだと釘を打つ位置がうまく保持できない場合、より近い支点で釘を保持するため、洗濯ばさみに挟んで保持するとうまくいきます。
打っている途中に釘を曲げてしまう
釘が木材に徐々に刺さっていくと、力いっぱい打ち込むため、つい腕を使ってカナヅチを大振りしたくなります。
釘にうまくカナヅチが当たらないと、せっかく入った釘の胴を曲げてしまうことも。
対策は、腕を使う大振りをやめて、手首やひじの動きを使って小刻みに打つことですが、曲がりやすい細身の釘を使うときは、合わせて軽いカナヅチを使うと良いです。