窓にルーバーがつけられると、外部からの視線を気にせず窓を開けられて、気持ちいいですね。
ルーバーは板が整列して見た目も規則的なので、SNSの投稿で自作の例を見かけても、ていねいに整列させるのが難しそうに見えます。
ですが、器用でなくても金具を活用すれば自分で作ることができます。
室内のルーバーづくり
ルーバーの板をどうやって規則的に並べるか、ここがわかりにくいと思います。
市販品のように、ルーバーの板の断面を正確に狙って、細い釘やビスで固定していかないといけないのでしょうか。これは大変です。
ところが、可動ルーバーにするのは難しくても、固定のルーバーならば薄い板を使って、もっと簡単に位置決めすることができます。
三方面隅金を使う
ルーバー板の保持には、三方面用の隅金を使いましょう。
三方面の金具は、木工製品の角部に取り付けて補強するためのもので、直交した3方向に平板が伸びています。
三方面隅金を、ルーバーの薄い板を支える両側の木板に固定するとともに、金具の角度でルーバーの板も固定できます。

ルーバー板をはさむ片側の木板を準備します。その板に対し三方面金物の二面を、ルーバーの角度を想定してやや傾けて固定します。
ルーバーの板が軽いようであれば、金物は接着剤でつけても大丈夫です。
こうすると、三方面金物にルーバーの板が乗せられる角度になります。ここに、ルーバーの板と、もう片側の木板を順に取り付けていきます。


金物を使うと良い点は、ルーバー板の角度決めとピッチを、簡単に正確に決められる点です。
ルーバーの見栄えのために、同じピッチで板を並べられるとうれしいですね。
ルーバーの角度を変えたい

どうしても可動ルーバーにしたいときは、三方面の金物はビスで一か所だけ、木板に固定します。
すると、その一か所のビスを回転の起点に、角度を変えられるようになります。
ただし、あまり頻繁に動かすと、金物を固定したネジがゆるんで動きやすくなってしまいますので、気を付けましょう。
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