木にネジが入らないときは、あらかじめビス外径より小さい下穴を開けます。。小さい締め付け力でもスムーズにネジ穴ができます。下穴があっても入らないときは、手締めでも力が入るラチェットドライバーを使います。
(ラチェットドライバーも使ったら作業が進みました)
解説
木工DIYで角材と板、角材同士をつなぐとき、木ネジで留める方も多いでしょう。
何かの原因で、ネジが入らないと作業が進みません。この問題にあまり時間をかけたくないですね。
いくつかの対処法を、以下に説明していきます。
木ネジが入らないときは?
木ネジを打つ場合、柔らかい木材を使う場合を除き、あらかじめ呼び径より小さい下穴を開けましょう。
木ネジは胴周りが太い、ピッチが短い特徴から、木材と摩擦が大きいので接合力に優れます。この摩擦の大きさが、入らないトラブルを起こす原因です。
下穴がないと基本的にはうまく入っていきません。
手動でドライバーを回す場合はもちろん、電動ドライバーを使っても入ってくれないことがあります。
下穴を開けることにより、木材に負荷がかかり亀裂などが入ることを防げます。
木ネジが木材の途中までは入ったのに、そこから先に進めなくなった場合も、一度木ネジを抜いて下穴を開けなおすと良いでしょう。
助けてくれる工具は?
電動ドライバーのトルクでも、ネジ穴がきつくなって入らないときは、手動のラチェットドライバーを使ってみてください。
ラチェットとは、回転の一方向だけ力がかかり、反対方向は空回りするような機構をもつ工具の総称です。
ラチェットの中でも、持ち手部分(力点)とネジ部分(支点・作用点)がオフセットしているものは、てこの原理で少ない力でも大きい力をかけられます。
狭いところでネジを締めたいが、通常のドライバーが入らないビス締め用途に向けて、オフセットラチェットドライバーが千円程度で販売されています。
オフセットラチェットドライバーは、ビスを回すときはレバーの左右反復動作で行います。
軽く回しても回転方向の力が入りやすく、力が強くない女性や子供でもサクサクと作業ができます。
組み上げるときだけでなく分解するときにも、長年使ってビスがサビてしまい回せなくなるので、また効果を発揮します。
一つ持っておいて損はないでしょう。