木材にネジを打ち込んでいるときに、手回しのドライバーでは全く先に進まなくなることがあります。
作業がはかどらなくて困りますね。
こんな時に私がやる対処法は二つ、「下穴をあける」「オフセットドライバーを使う」、試しにやってみてください。
下穴をあける
木ネジを打つ場合、柔らかい木材を使う場合を除き、あらかじめ呼び径より小さい下穴を開けましょう。
木ネジは胴周りが太い、ピッチが短いという特徴から、木材と摩擦が大きいので接合力に優れます。この摩擦の大きさが、入らないトラブルを起こす原因です。
下穴がないと基本的にはうまく入っていきません。
途中まで打ち込んだときは?
木ネジが木材の途中までは入ったのに、そこから先に進めなくなった場合
一度木ネジを抜いて下穴を開けなおすと良いでしょう。
オフセットドライバーを使う
いきなり電動ドライバーを手に入れる前に、手動のオフセットラチェットドライバーを使ってみてください。


このオフセットラチェットドライバーと手回しドライバーの違いは、大きく二つ、
- 持ち手部分(力点)とネジ部分(支点・作用点)がオフセットしている
- ラチェット機構が組み込まれている
メリット
ネジ部から離れた位置でネジを回すので、てこの原理で少ない力でも大きい力がかかります。
軽く回しても回転方向の力が入りやすく、力が強くない女性や子供でもサクサクと作業ができてしまいます。
組み上げるときだけでなく分解するときにも、長年使ってビスがサビてしまい回せなくなるので、また効果を発揮します。
一つ持っておいて損はない工具でしょう。