木ネジが折れた!対処法と失敗しないコツは?

木ネジが折れた!対処法と失敗しないコツは?

折れた木ネジは一般的な工具では取れません。木ネジの頭が出ている場合、ロッキングプライヤーか、市販の特殊ペンチ・ネジザウルスを使います。

解説

木ネジが折れたら

長年木材に取り付けたままの木ネジを、さあ抜いてみよう、とドライバーでまわしている途中に、折れることはあります。

長い間使っている木ネジは、ネジの山や内部までサビてしまうことがあります。このサビが原因で、胴体がもろくなってしまうのです。木に含まれた水分や、使う場所の湿気が、サビを生んでしまいます。

また、新品の木ネジを締める時でも、ネジの先端が硬い木のフシに当たってしまい回りにくい状態で折れたり、ハードウッドが相手で木ネジの先端が回りにくい状態で、電動ドライバーで強い回転をかけると折れることがあります。

木ネジは木材の締結用に最適なネジですが、汎用の安い木ネジは鉄製で、製造時に硬度を高める熱処理はされていないため、やや強度に劣ります。

木ねじは熱処理されていないため、あまり堅い木材に使うと折れたり、ネジ山をなめてしまう場合があります。

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折れたときはネジ山もなくなりますので、一般的な手持ち工具のみで、折れたネジを確実に取れるものはありません。

ネジの頭が飛んでも、ネジの先端が出ていれば、つかむ力が強い特殊工具でつかんで強引に逆回転させて抜きます。

つかむ力が強い工具

ロッキングプライヤー

ロッキングプライヤー(バイスプライヤー)は、その名の通り、バイス(=万力)として強力につかみ続ける目的の工具です。しかし、ネジトラブルにも活躍します。

なめたネジを取り外せる便利工具達!
バイスプライヤーは、本来溶接等でクランプとして使用することが目的の工具です。
おまけとしてネジ取りが機能がついていますが、むしろこの使い方が一般的?!

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ネジの胴体をがっちりとつかむと、つかんだ力はそのままかかりつづけます。この状態で、逆回転をさせて抜きます。サビてしまったネジでもカンタンです。

ネジザウルス

ネジザウルスは、通常工具とは異なり、つかむ部分に摩擦力を高める構造の工夫が盛り込まれています。しかし、ロッキングプライヤーとは異なり、ネジをつかむ力は作業者の握力次第となります。

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ただし製造元は、ネジの頭をつかむことを目的とした工具で、硬度が高いネジ山部をつかむとタテ溝が破損する恐れがあると警告しています。

木ネジは、一般的には鉄製もステンレス製も焼き入れされておらず、そこまで硬度は高くありませんので、あまり気にすることはありません。

どっちを選ぶ?

握力に自信がない、そう自覚する方以外には、私はネジザウルスを一番にオススメします。

上記のネジザウルスは、刃先もあるため、普通のペンチと同じく針金や釘の切断にも使えます。もし今、ペンチを持っていないDIY初心者の方には、この一択で今後のDIYも、家庭の雑用もまかなえます。