
洗濯したものを天気の日に外に干すと、カラっと乾いておひさまの匂いがして、気持ちがいいものです。
ところが、都会のマンションではおちおちと外にも干してもいられません。他の住居から干しているものが丸見えになるのも嫌ですが、干しているものからシングル女性の住まいだとわかると、防犯上もよくありません。
物干しに目隠しができれば、外で乾かすのも安心ですが、どんな方法が良いのでしょう。
日差しを通すメッシュ製品
日差しや風が通らない目隠しでは、洗濯物も乾きにくく、屋外に干す意味が半減してしまいます。とはいえ、スケスケのカーテンを使うのももったいない話です。
そこで使えるのが、不織布です。物干しの全体を覆うとなると大面積の不織布が必要ですが、このような大面積のものが農業分野で使われています。
農業分野では、大事な作物に虫が卵を産み付けないように、作物が外に露出しないように不織布でおおってしまう農法があります。
作物の成長には雨も日光もいりますので、一定の光も空気も通すようになっているのです。
とはいえ、人の目でみればほとんど白色の布です。向こう側はよく見えません。
他にも、寒冷紗(かんれいしゃ)という白色の目が細かいメッシュ布もあります。
寒冷紗は、防虫よりは霜よけ、保温の目的で使うことが多いですが、目が細かいのでやはり反対側への視線をさえぎることができます。
これらの農業資材は、100均の園芸コーナーを探すと手に入ります。農業用途なので、サイズも大きく、1.8メートル×4メートルといった、物干しを隠すのに申し分ない大きさです。
これらの布を目隠しに使うときは、物干しポールに洗濯ばさみで止めたり、物干し竿受けに結んだりして使います。
目隠しになるシェード
おしゃれな目隠しシートとしては、バルコニーで日よけに使う用途のシェードが、目隠し目的で使えます。
さきほどの、農業分野のシートのようにシンプルすぎず、もとから紐でベランダの手すりや物干しに固定するための固定穴がついています。
ですので、雨や風が強くてもシェードを固定しておけます。洗濯物を干すときに限らず、日夜、外からの視線を遮りたいときに便利です。
先に述べた100均の不織布と比べると、コストはかかります。しかし、屋外に一度設置してしまえば、干すたびに布を出し入れしなくてもよいので、こちらのほうが使い勝手は良いですね。
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