洗面台のまわりの壁紙は、手を洗ったり、顔を洗ったりするときの水はねで、どうしても汚れやすいところです。
水はねを放っておくと、水シミになって色が変わったり、石けんカスが残っているとカビたりします。
掃除がしやすいように変えるため、洗面台のまわりにキッチンパネルを貼る人もいます。どのように使えばよいか、説明します。
キッチンパネルとは
コンロまわりの油ハネ、シンクまわりの水はねが壁紙につくのを防ぐために貼ってある、プラスチックやセラミック、金属の化粧板です。
元々、コンロで使う火が壁紙に燃え移らないための防火効果を狙ったものですが、鏡面にして掃除をやりやすくしたり、タイル面にして汚れが染み込まないようにしてあるのが特徴です。
貼り方
キッチンパネルは自分で形を維持できる程度には固く、ステンレスやアルミ表面の仕上げのものは重いので、しっかりと貼り付けないと落ちてしまいます。
建築業者がやるように、接着剤を使ってボードの全面で貼り付ける方法が安心です。
そして、ステンレス、アルミ製のパネルは、壁を構成する木や耐火ボードとは膨張係数が異なります。伸び縮みの寸法差ではがれないよう、柔らかい接着剤を選びましょう。
個人が入手しやすい弾性接着剤は、スーパーXシリーズが代表的です。
壁を傷つけたくない
洗面所の壁に接着剤を塗るのがいやな時は、軽量のタイルシート(タイルシール)を候補にいれると良いでしょう。
タイルを基材となるプラスチックシートに貼り合わせたもので、比較的軽量です。シートの外周を両面テープで止めるなどの簡易的な施工でも対応できます。
ただし、水がはねたところを布で拭いたりすると、シートに力が掛かって貼り付けた部分がはがれやすくなります。多めに接着して置く方が、何かと安心です。
賃貸の洗面所なので、そもそも両面テープを壁に貼れないご家庭では、糊残りがしにくいマスキングテープで壁紙を保護し、その上から両面テープを使いましょう。
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