元気に飛び回るイメージのうさぎですが、年を取ってくるとジャンプ力もなくなってきます。
高齢のうさぎは、ちょっとした段差を超えるのも危なっかしくなるので、スロープがあれば安心です。
うさぎのケージと床面の段差をなくすスロープを、すのこで作る方法を説明します。
ポイント
すのこスロープを作るときのポイントは二つあります。
板の隙間をなくす
どこに足をかけても安定させる
板の隙間をなくす
売られているすのこは通常、収納に使うので、空気の流れをさえぎらないよう、板と板にすきまがあります。
スロープにするときには、すきまがあると危ないので、すのこを分解して板を整列させ、ぴったりとくっつけます。
板を並べた後、裏面からタッカーを打って連結するとよいでしょう。
安定させる
安定させるには、スロープの上端、下端がそれぞれ、ケージの入り口と床にぴったりとついて、重さを支えてくれると良いです。
しかし、ケージの入り口にスロープを載せてしまうと、かえって段差ができてしまいます。
そこで、ケージの入り口からすこし高さが低くなるよう、スロープ自体の脚で傾斜をつけます。
普通なら、すのこ板と脚はビスで固定するのですが、スロープ面をうさぎが歩行することを考えると、表面にビスが見えているのは危険です。木材同士は接着するほうが安全です。
脚に使う木材は、接着することを考えて、接着面が広い、厚みがある角材やブロック材を使うとよいでしょう。
すのこ板と脚が接触しない部分があると、その板だけが荷重をうけて壊れやすくなりますので、気をつけましょう。
表面の処理
すのこの板は、表面がすべりやすくできています。これはスロープには向いていません。
すべり止めの処理として、ゴムシートを貼ると良いのですが、うさぎの場合はかじってしまう恐れがあります。
そこで、板の表面をペーパーやすりで荒らしてあります。
出来上がりイメージ
ケージの前にスロープを取り付けた写真です。(写真掲載予定)
出入りもスムーズになったようです。(写真掲載予定)
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