裁縫上手と木工用ボンドの違いは?

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回答:

裁縫上手は合成ゴム系の樹脂を水に溶かしてあり、水がなくなるときの化学反応で固まる。木工ボンドも樹脂を水に溶かしてあるが、乾燥で固まる。

解説

裁縫上手とは

コニシといえば、木工用ボンド。コニシを知らなくても木工用ボンドは知っている。そんな接着剤のプロが発売している、ズボンの裾上げでも体操服のゼッケン付けでも、ミシンどころか縫うこともなくできる布用接着剤・裁縫上手です。

留めたいところを裁縫上手とアイロンで接着するだけの簡単さが受けています。手芸好きの方、手作り派の方々のSNSで評判です。

裁縫上手なら、保育園、幼稚園の入園準備で、弁当袋や体操服袋を作らなくちゃ、と気が重かったあなたも大助かり。貼り合わせるだけでかわいく作れます。

裁縫上手は、結構いいお値段がしますが、100均でも手に入る木工用ボンドと何が違うのでしょうか。代用できたりしないのでしょうか。

裁縫上手はウレタンゴム

裁縫上手は、木工用ボンドとに似ている点があります。水系接着剤で、空気中に出して塗ったあとに水分が抜け乾燥すると固まります。

違う点は、接着する樹脂が違い、水分が抜けると樹脂同士が反応し(架橋)、化学的に結合して接着します。

接着する樹脂は、合成ゴム系です。スポーツシューズに底面に使われているのと同じ種類の、弾力性のあるウレタンゴムでできています。

布用ですから、弾力性は必要です。布は糸を編んでできているので、伸縮や変形が自在です。裁縫上手も、衣類の伸縮に合わせて変形できるよう弾力を持っています。

ゴムと述べましたが、普通のゴムは水に溶けず、有機溶剤に溶けます。有機溶剤に溶かした接着剤は、塗るときに溶剤の匂いがして嫌がられますので、生地や衣類に使う布用接着剤としては、水に溶けるような処理をしてあります。中身は、水性シリル化ウレタン樹脂という成分です。

洗濯やアイロンに耐えるためには、水や熱に強くなくてはいけません。そこで、最初は水に溶けていますが、塗布してアイロンで加熱したり長時間放置して水を抜くとき、化学結合で複雑な網目を作ります。

ゴムの網目というと何だか規則性を思わせますが、イヤホンコードがバッグの中で絡まってしまい広がらなくなるのと、基本は一緒です。

一方の木工用ボンドですが、水が乾燥することで樹脂同士が密着することで固まります。ですので、洗濯などの水にとても弱く、衣類の接着には使えません。

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