裁縫上手でシミができた!対処法と失敗しないコツは?

裁縫上手でシミができた!対処法と失敗しないコツは?

裁縫上手は水に合成ゴム系接着剤が溶ける処理がされていて、薄い生地では裏まで染み出し、水が蒸発すると周囲と色合いが異なりシミになる恐れがあります。薄い生地には使わないようにしましょう。生地にしみ込んだ裁縫上手は取れません。

解説

裁縫上手でシミができるトラブル

ボンドで有名なコニシが発売している、ズボンの裾上げでも体操服のゼッケン付けでも、ミシンどころか縫うこともなくできる布用接着剤・裁縫上手が人気です。

留めたいところを裁縫上手とアイロンで接着するだけの簡単さ。

保育園、幼稚園の入園準備で大忙しの方にも、通園グッズの弁当袋や体操服袋が貼り合わせるだけでかわいく作れます。

洗っても取れにくいとうたっています。

ですが、薄い生地に裁縫上手を塗布したとき、染み込んでしまい、裏側にシミができる失敗があります

どうしてなのでしょうか。

なぜシミができる?

裁縫上手の接着樹脂は、合成ゴム系です。

布は全般的に様々な糸を編んでできていますので、引っ張れば多少は伸びます。裁縫上手も、衣類の伸びに合わせるように弾力を持っているのです。

合成ゴム系樹脂は水に溶けないのですが、裁縫上手は化学処理で水に溶けるように変性させた、水性の接着剤になっています。

ですので、生地の性質によっては、水分が染み込み裏側まで達します。

このまま乾燥すると、生地の中に接着剤の固まりが出来て、周りの生地とは異なる風合いになるため、シミとして見えます。

残念ですが、薄い生地には適さないので、使用を控えたほうが良いでしょう。

シミの取り方は?

一旦シミができると、私たちが普通に手に入るものでできる取り方は、ほとんどありません。

多くの種類のゴムが苦手とするガソリンでも、裁縫上手は溶けません。合成繊維も傷みますので、トライしないほうが良いです。