ノコギリが引っかかる!対処法と失敗しないコツは?

ノコギリが引っかかる!対処法と失敗しないコツは?

回答:

のこぎりが引っかかるときは、木目に沿って切る、木目に垂直に切るときで刃を使い分ける。ノコギリを引くときに力を入れ、押す時は力を抜く。

解説

ノコギリが引っかかる!イライラばかり

木工DIYの基本ともいえる鋸で、板や角材を自由自在にカットしたいですね。ところが、目的のところをノコギリでギーコギーコとやってみると、そもそもギーコギーコとリズムよくいきません。

鋸が引っかかる、木に挟まって取れない、押す時に詰まってノコギリが曲がる、どうしてこんなにイライラするのか。

どうしたら良いでしょうか。

ノコギリ刃の仕組み

ノコギリ刃の基本として、横引き刃と縦引き刃の違いがあります。

何が横か縦かというと、木目を横切って切るときが横引きで、刃が細かくなっているほうです。木目は他より固いので沢山の細かい刃がついている側が引っかかりにくいのです。

木目に沿って平行に切る時は、木材からの抵抗が少ないので、刃が粗い方の縦引き刃をつかって効率よく切ります。



ロイヤルホームセンター ロイモール
https://diyclip.roymall.jp/tool/870430

お持ちのノコギリの刃を見て、切りたい木材の切断方向と合っていない場合は、刃を替えましょう。

引くときには木材の抵抗力に勝てるので、ノコギリを寝かせて引くとよく切れます。

反対に押す時(戻す時)は、木材の抵抗力でひっかからないよう、ノコギリを立てて木材とあまり接触しないようにするとスムーズです。

便利なテクニック

ノコギリで切る木材の両端をしっかり固定しておくのが、不用意なケガを防ぐためには大事です。

ですが、実は切る木材の片方を固定せず軽い重しを載せておくと、ノコギリで切れていけばいくほど切れた木材が傾き、切断幅が広がるため木材の抵抗力が少なく、簡単に切れるようになります。

切断の最後の方は、木材表面をはがす木割れを起こすかもしれませんので、重しを取って慎重に切ってください