シンプルなインテリアを目指して、家具をなるべく減らす方でも、テレビは床に直接置きにくいものです。
テレビは静電気を帯びるのでホコリがつきやすく、なるべく床から浮かせたいところです。
そこで、100均で手に入る材料やカラーボックスだけで簡単にテレビ台を作る方法を説明します。
材料の候補
百均で、自作インテリアに使える素材の代表的なものは、スノコ、発泡ブロック、発泡レンガ、MDF板です。最後にカラーボックスも触れます。
スノコ
押入れ収納で湿気が溜まらないために使うスノコは、ものを置ける面積が大きいため、テレビ台にぴったりです。
100均のすのこは、幅や奥行きが小さいものが中心です。テレビのサイズが小型~中型までは対応できますが、収まらないときはホームセンターで大型のすのこを探しましょう。安く手に入ります。
発泡ブロック
コンクリートブロックと同じ形で、軽い発泡スチロールで作ったブロックです。サイズは大小いろいろあります。
大きいブロックは、縦に立たせると床から約40センチになります。横に立たせると約20センチです。
発泡レンガ
焼きレンガと同じ形で、軽い発泡スチロールで作ったレンガです。サイズは大小いろいろあります。
大きいレンガは、縦に立たせると床から約40センチになります。
MDF板
天板になる材料は、厚みがある(5~6mm)MDF材が代表的です。
MDF板は、木の繊維や粉末を集めて接着剤と一緒に固めた素材です。大きさの割に軽く扱いやすい点がメリットです。
普通の木の板とは違って木目はなくシンプルな風合いで、表面もなめらかで均一です。
天然の木の板ほどの強度はないため、厚みが大きいものを選ぶのがポイントです。
カラーボックス
100均の素材を挙げてきましたが、ブロックやレンガもトータルで10個買えば1000円を超えてしまいます。
ならば、カラーボックスも1000円台からラインアップがあり、候補にいれてもよいでしょう。
これ一つで、天板と床から浮かせる機能をまかなえます。
天板に直接テレビを置く時に強度が気になる方もいるかもしれません。へこんでしまわないよう、強度が大きい板を合わせて使うと良いでしょう。
強度が高い木材の説明は、本文最後に記した関連記事にあります。
作り方

テレビの大きさによって作り方を変えますが、基本的にはブロックやレンガを積み重ねて、上にスノコやMDF板を置くだけの超簡単な作り方です。
ブロックは平置きすると最も安定します。平置きブロックを重ねていき、必要な高さをかせぎます。
テレビが重くないときは、ブロックを縦に立たせて少ない数で高さを稼いでもよいでしょう。
テレビが重く、天板が沈んでしまうときは、テレビの直下にもブロックの支えを入れると安定します。
もっとおしゃれにしたい
100均にはこだわらず、もっとおしゃれなテレビ台にしたいときは、次の作り方があります。
- 集成材や合板を天板に使った本格的テレビ台
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