液晶テレビが古臭くなったので、新しい、もっと大きいものを買おう!と思っても、テレビ台はまだ使えないかな~と考える方もいるのではないかと思います。テレビと同じく新たに一新するなら、ニトリやIKEA、無印でいろいろなラインアップから選べますが、周辺機器の収納もできてインテリアに馴染むように、など注文をつけていくと、意外とコストがかかってしまうのが難点です。
一人暮らしの方や、夫婦二人だけの賃貸暮らしで、できるだけシンプルな暮らしを目指したい方は、自作してみるのはいかがでしょう。
また、テレビ台でも床に場所を取りますので、いっそのこと壁掛けにして部屋を広く使い、自分らしい暮らしを手に入れませんか。テレビ台を壁掛けで作る方法をまとめました。
柱に掛ける方法
賃貸住まいでも、ディアウォールやラブリコを使えば、壁に傷つけずにテレビを掛けるための柱を立てることができます。
ディアウォールは、2×4サイズの木材を使って、上パッド(ばね内蔵)を木材の天井側、下パッドを床側にかぶせて、上パッドを天井に押し付け、床側を隅まで移動する、という、脚立いらずの設置方法が特徴です。
柱に市販のテレビ用のモニターアームを取り付ければ、テレビを壁掛けにすることができます。
2×4材を床と天井に突っ張って、横板をつけてテレビ掛け金具を固定する場合、テレビの重みで突っ張り部に滑り、つまり倒壊する力がかかる可能性があります。
テレビの重量を20kgとした場合、テレビアームは壁から300mm以内のせり出しに抑えれば、倒れようとする力より突っ張る力が大きくなりますので、安全に 使うことができます。
壁に掛ける方法
テレビを壁に掛ける、しかも後から目立たないホッチキスの針だけで掛けるという、壁美人という商品があります。
しかし、ホッチキスの針の力で本当にテレビが掛けられるの?大丈夫?思うかたもいることでしょう。どのくらい信用して良いのか、数字で検証してみます。
ホッチキスの針が受ける重量
耐荷重が15キロの壁掛け部品を検証します。TVセッター壁美人のTI100 Sサイズを取り上げます。
ホッチキスの針を刺す穴が一列当たり32箇所空いています。これが上段に一列、中段に二列、下段に一列備わっています。
ホッチキスの穴は一つあたり二本の針を刺します。32箇所の穴にすべて刺すと針は64本になります。4列ありますので、256本の針が刺さります。
メーカー調べでは、ホッチキスの針を石膏ボードに刺すと、下向きには約3.7キロの保持力、引き抜き方向に約1キロの保持力があります。弱い側の引き抜き方向であっても、合計で256キロの保持力があるということになります。
テレビの重さが、そのまま引き抜き方向の保持力で支えられるわけではありませんが、一桁上の抵抗力を持っているので、安心できますね。
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