二階がある一戸建てに住んでいる方は、階段の下に収納を持っていることも多いと思います。
しかし、階段の幅しか奥行や幅がないので狭く、効率よく収納できていないご家庭も少なくありません。
どうしてうまく収納できないのでしょうか。
階段下の特有の構造
階段下の収納の問題は、床面積がとても小さいことです。
ですので、床にものを置き始めると、すぐに置けるスペースがなくなり使い勝手が悪くなります。
一方で高さ方向にはスペースがあるので、奥行きの小さい棚を置くのが良い方法です。
階段の下の方の活用
階段の下の方まで収納に使いたいからと言って、ワゴンや引き出しなど動くものを置くのは避けたいところです。
なぜなら、引き出すための空きスペースも確保しないといけないためです。引き出すスペースに何か物を置いてしまうと、出し入れの際にいちいち動かすストレスが発生します。
おすすめするのは、斜め空間の階段下スペースが長方形空間になるように、固定棚を配置する方法です。固定棚で、階段の下の方の空間は締め切ってしまいます。
階段下の収納は、中で体の向きを変えたりしなくてもすべてアクセスできるようにしないと、頭をぶつけたり、手が届きにくかったりとストレスが発生します。
意図的に使いにくいところは仕切って、トイレ空間のように直方体のスペースにした方が結果的には使いやすくなります。
使う頻度で分ける
よく使うものを入り口から近く、めったに使わないものを奥に置くように、紙ボックスやプラケースを使ってざっくりと区切りましょう。
階段下のスペースに踏みこんだ場合、しゃがんで床の方のものを取るのも難しいです。外で探し物ができるように、すぐに外に出せるようボックスで分けておくと困りません。
照明を追加する
階段下収納に照明がついていないお宅の場合は、廊下の明かりや懐中電灯で照らしているかもしれませんね。
このような場合は、階段下収納に電池式のLED照明を置きましょう。電池式のLED照明は、手ごろな価格で手に入ります。
もともと照明がついているけど、奥の方まで照らせないときも同じです。奥の方に照明機器を置くと便利です。
いちいち奥の方にある照明機器のスイッチを入れるのが面倒に感じるときは、スイッチを入り口近くに置けるよう工夫しましょう。ちょっとした電気工作でできます。
LED照明に電池ボックスがあるので、プラスとマイナスの端子に電線(リード線)を巻き付け、そこからリード線を長く伸ばします。
別売りのスイッチ式電池ボックスにリード線を接続して、入り口付近に設置すればできあがりです。
まとめ
細い、狭いという短所がある階段下収納ですが、動線を意識して物を配置する、暗くて見えない場所を減らすことで、もっとうまく使えます。
説明した方法が参考になって、あなたの暮らしにあった収納法が見つかることを願っています。
コメントを書く