
賃貸の洗面所では、洗面台が左右の壁や洗濯機を置く洗濯パンと、微妙に隙間を空けて取り付けられていることがあります。
浴室と隣り合っていたり洗面台からの水ハネがあって、壁が汚れやすい・カビやすいため、退去後にクリーニングするときに壁紙の交換をしやすくする実利の側面がありそうです。
この空間に、隙間収納を入れてみたい、と思いませんか。
洗面所は、意外と収納したい物品が多いです。洗面用品、化粧用品、入浴用品が代表的です。
洗濯機の設置場所と隣接していれば洗濯用品も置きますし、団地の間取りで洗面所とトイレが繋がっている場合は、トイレ用品も保管したくなります。
隙間収納で保管できれば、有効に活用できます。スキマのサイズに合った市販の隙間収納の商品が見つからないときは、以下で説明する方法で一から手作りしてしまいましょう。
隙間に棚板をたくさん置く方法

隙間に収納棚を置くと言っても、床面から場所をとると邪魔になりますね。
洗面所は、髪の毛やほこり、衣類から落ちた糸くずなど、ゴミが溜まりやすいので、床面近くがすっきりしているほうが掃除もラクになります。
このような条件に合うように、例えば2×4材と呼ばれる木の角材を柱状に立てて、木に棚板をお好みで取り付ける方法があります。
2X4材の広い幅は89mm、狭い幅は38mmです。隙間が最低10cm、望ましくは15cmあれば、この木材で収納を増やせます。
これならば、89mm×38mmの小さいエリアしか床を占領しません。
89mmの隙間がなければ、壁に沿って柱を立てる方法もあります。こちらはアパレルショップやシューズショップの商品陳列棚のように作れます。

2×4材を立てるには、ディアウォールやラブリコというDIY部品を使うと簡単です。2×4材の両端に部品を付け、天井と床の間で固定します。
棚板は、隙間の幅に合わせた合板やSPF材を、ディアウォールやラブリコの棚受けシリーズで固定して作ります。
隙間のうち、洗面所の奥まった方は現場でのネジ締めなどの作業はやりにくいため、あらかじめ2×4材に棚受けを付けてから、柱を立てると良いでしょう。
2×4材を立てて棚板を片持ちにする

前項では、棚を両側の柱で支える構造でしたが、棚板に強度があれば片持ちもできます。
片持ちの方が、出し入れのしやすさがアップします。普通の厚みの棚板では、収納するグッズの重みでたわみやすいので、ここでも厚み38mmの2×4材を棚板に使います。
化粧品やシャンプーリンスのボトル類、コップなどが滑り落ちないよう、落下防止の柵を2×4材の側面から取り付けてあげます。

落下防止柵には、セリアなど100均で手に入るアイアンバーが使えます。
アイアンバーは取り付け部が広くなっていて、棚に取り付けたときに外側にはみ出しますので、片側をニッパーなどの工具でカットします。
片側だけでも十分な強度がありますので、恐れずにカットしても大丈夫です。
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