
部屋へ入居してみたら、内覧の時には気が付かなかったが、洗面所にタオル掛けがないことがあります。または、あるのだけどすぐ近くになくて、離れているという問題も。
持ち家であれば、タオル掛けを自由に取り付けてもよいですが、賃貸だとそうもいきません。
また、学校に上がる前の小さい子どもが洗面所を使えるようになってくると、子どもの背丈でも届く低いところに、子供用タオル掛けを置いてあげたくなります。
退去時に外すことを考えて、うまく洗面所にタオル掛けを追加する方法はないでしょうか。
ダミーの木部を配置する

市販されているタオル掛けの部品は、横向きのポールの両端を、壁にビスで固定する構造です。
壁にネジ跡を残さないため、タオル掛け用にはビスを打っても良い、ダミーの木部がいります。
まずは、タオル掛けの高さにダミーの木部をつけるため、強度の高い柱を立てることから始めます。2X4材を、ディアウォールかラブリコで突っ張って、2本の柱を立てます。

強い柱が立てられたら、そこに、水平にお好きな木の板を、ネジや釘で打ち付けます。これでダミーの木部ができあがりです。
そして最終的に、お好みのタオル掛けやアイアンバーなどを、ダミーの木部に固定します。
突っ張り棒を使う

タオル掛けを置きたい場所の右か左のどちらかに壁がある場合は、突っ張り棒が使えます。
突っ張り棒を突っ張るための、残りの壁の代わりとして、2X4材ををディアウォールかラブリコで突っ張って、1本の柱を立てます。
これで、元の壁と2×4材の間を突っ張り棒で突っ張れるようになります。
突っ張り棒を高さ方向にいくつもつければ、ワイヤーバスケットを吊ったりできるので、タオルや浴室用品の収納にも使えます。
ビスを打ってよいとき
持ち家ですと、壁にネジを打っても良いので、タオル掛けのレイアウトは自由にできます。
タオル掛けをビス止めするとき、ビスの種類に注意点があります。
洗面所の壁は、単なる空間を仕切るためのものですが、遮音のため通常は石膏ボードの壁になっていると思います。石膏ボードは、普通のネジや釘は適しません。
石こうボード自体は、石こうの粉を水に混ぜて固めたもので、ネジを打つとぽろぽろと粉がでます。ネジやビスは効きません。
また、釘やビスは、石膏ボードの水分でさびてしまう問題もあります。
石膏ボードには、専用の石膏ボード用ビスをつかいます。プラスチックでできた太いネジで、しっかりと固定できます。
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