回答:
のこぎりを引くときに力を入れ、押す時は力を抜くのが正しい。引くときだけ削れる。押す時は少しのこぎりを立てると戻しやすい。
解説
ノコギリの正しい使い方が知りたい
ノコギリの使いこなしは、木工DIYの基本です。
学生時代に授業で触ったことはあっても、いざやってみると、
引くときに鋸がひっかかったり、押す時に詰まってノコギリが曲がったり、
ギーコギーコとリズムよくいきません。
熟練者とは、力の入れ方が違うのでしょうか。
のこぎりは引くときが肝心
ノコギリの刃は、引くときに木材を削り取って、押す時は切れないようになっています。
お手持ちのノコギリを間近で観察してみると、手前側が急角度で立っていて、奥側は寝ていると思います。
力の入れ方のポイントは、①押す時には力をいれない、②引くときに力を込める、となります。
引くときには木材の抵抗力に勝てるので、ノコギリを寝かせて引くとよく切れます。
反対に押す時(戻す時)は、木材の抵抗力でひっかからないよう、ノコギリを立てて木材とあまり接触しないようにするとスムーズです。
力の入れ方の他のテクニック
ノコギリで切る木材の両端をしっかり固定しておくのが、不用意なケガを防ぐためには大事です。
ですが、実は切る木材の片方を固定せず、軽い重しを載せておくと、楽に切れます。
ノコギリで切れていけばいくほど切れた木材が傾き、切断幅が広がるため木材の抵抗力が少なくなるためです。
切断の最後の方は、木材表面をはがす木割れを起こすかもしれませんので、重しを取って慎重に切ってください