普通の木工DIYでネジが固い場合は、あらかじめ下穴を開けます。
もし、組み立て家具の木ネジが固くて締まらない方は、小さい力でも強く締められる安価なラチェットドライバーを使います。
(少ない力で回転軸が動くのでサクサク進みました)
解説
木工DIYでも、ニトリやイケア、ホームセンターの家具でも、はじめは部品がばらばら。
自分でネジを締め締め、セッティングしないといけませんね。
よくやる作業なので慣れているとはいえ、時に直面するのがネジが固い、固すぎること。
うまく乗り切る、良い方法はあるのでしょうか。
木が硬くてうまく入らないときは?
普通の木工DIYで木ネジを打つ場合、木が硬い場合は特に、あらかじめ呼び径より小さい下穴を開けましょう。
MDF材のように柔らかい木材の場合は、下穴がなくても良いです。
木ネジはネジ胴が太い、ピッチが短い特徴をもっており、木材と摩擦が大きく木材同士の接合にはぴったりです。
その代わり、下穴がないと基本的にはうまく閉まらないと考えてください。
ドライバーの手回しはもちろん、電動ドライバーを使っても固いことがあります。
また、下穴を開けることにより、木材に負荷がかかり亀裂などが入ることを防げます。
木ネジが木材の途中までは締め込めたのに、固いので先に進めなくなった場合も、一度木ネジを抜いて下穴を開けなおすと良いでしょう。
組み立て家具の木ネジが固いときは?
ニトリや無印良品、島忠やIKEAの組み立て家具は、買ったときにすでに合板に下穴が開けてありますね。
下穴も、錐穴レベルの小さい穴や、ダボを差し込むための筒型の大きい下穴があります。
このような下穴があっても木ネジが固い!となると、そもそも普通の工具を使って締めることを前提としたネジではありません。
電動ドライバーを使う
これを機に、電動ドライバーを手に入れることをお勧めします。
よく、商品に簡単な工具が添付されてきますが、この工具でひとつひとつのネジを締めていると、どこか固いところがあると先に進まなくなってしまいます。
サクサクと組み立てを終えるためには、電動工具を使うのがおすすめです。
本格的な電動工具は価格が1万円以上して、すぐには手が出ませんが、ねじ締めに特化したペンタイプなら安く手に入ります。
すぐに電動工具を買わなくても、まずはレンタルで試すことができます。
ラチェットドライバーを使う
そこまでお金をかけたくない方は、ラチェットドライバーを使ってみてください。
せまいところで通常のドライバーが入らないネジ締め用途に向けて、ネジの軸と持ち手が離れている、オフセットラチェットドライバーが千円程度で販売されています。
オフセットラチェットドライバーは、レバーの左右反復動作でネジを締めていきます。
ラチェット機構といい、ネジ回転の片側(締める方向)だけ力がかかり、反対向き(ゆるめる方向)では空回りする機構になっています。
途中でネジから外さなくても、ずっと楽に締めることができます。
また、回転軸から持ち手が離れているので、軽く回しても回転方向の力が入りやすいようになっています。
これならば、力が強くない女性や子供でも組立ができます。
組み立てるときだけでなく分解するときにも、長年使ってネジがサビてしまい回せなくなるので、また効果を発揮します。一つ持っておいて損はないでしょう。