回答:
普通のインパクトドライバーは80~85dB程度、静音タイプで70dB程度→地下鉄の車内程度の騒音レベルでうるさい
解説
インパクトドライバーがうるさいのは
DIYで電動工具を使う方の中には、インパクトドライバーの打撃音がうるさいな、と思っている方は少なくないと思います。
DIYをやらない方でも、新築戸建ての建築現場を通りかかると、大工さんが「ぎゅるるる~ダダダダ」と騒音を発する電動工具を使って、仕事に励んでいるのを見かけたこともあるでしょう。
インパクトドライバーは、ビットにトルクをかけるため、内部では回転する方向に打撃を発します。
打撃とは、ハンマーで金属をたたくことです。
どのくらいうるさい?
打撃音の大きさはインパクトドライバーのデメリットのため、カタログなどには記載されていません。
しかし、電動工具大手のリョービが取得している特許の中で、測定値の例が掲載されています。
リョービ株式会社の特許から表を引用します(特許第5496190号)。
この評価試験は、乾燥米松(=パイン材)に対し、Φ4.5mm×90mmの木ネジを締めこみ、1m離れたところで計測したものです。
通常のインパクト方式で、回転するハンマーでアンビルに打撃を与えるやり方では、騒音は80~85dB程度です。
この騒音は、ゲームセンターの店内やパチンコ店内の騒音に匹敵します。
このレベルは、十分に近隣へ迷惑がかかる音量と言えるでしょう。
静音インパクトドライバーとは
打撃の方式を変え、油圧の力を借りてトルクを増加させるオイルタイプが、電動工具各社から発売されています。
静音タイプは、カタログ値で騒音レベルが70~75dB程度です。
このくらいの騒音なら、カタログに数字を出しても問題ない、ということですね。
実際この騒音レベルは、在来線の車内や地下鉄の車内程度の騒音と同レベルで、うるさいけれど一般の人でも日常で経験したことがある音量です。
ただしオイル方式は、従来方式に比べて最大トルクが半分以下になっている機種が多いので、自分の使い方に合っているか考えて購入することをお勧めします。