
庭や家庭菜園、畑に生えている雑草の一つに、スベリヒユがあります。
スベリヒユをどう見分けるか、そのまま生やしておいてもよいのか、庭の雑草と家庭菜園や畑の雑草の違いで説明します。
スベリヒユの見分け方
スベリヒユは、細長い楕円の葉っぱ、赤い茎、地面に張り付く、という特徴があります。
葉っぱは多肉植物のように厚みがあります。背丈は高くなりません。
黄色い花が咲きます。
乾燥した畑や家庭菜園の土に生えてくることが多いです。
スベリヒユと似た雑草に、コニシキソウがあります。スベリヒユのほうが大きく並べてみれば全く違いますが、葉っぱの付き方や地面に張り付く特徴は似ています。
スベリヒユの対処方法

スベリヒユには糖分が含まれ、ヒトの食用として昔から扱われています。草食動物もスベリヒユを食べ、草が主食のご家庭のペットに与えることもできます。
ほかの作物よりも大気中のCO2をうまく取り込める草とされており、同じように土中の養分もよく吸収してしまいます。
庭のスベリヒユの対処法
背丈が高くならず、地面をはうように伸びるので、ほかの植物の光合成の邪魔にはなりません。
ですが、土の養分を横取りしてしまうので、小さいうちに抜き取りましょう。
手で引き抜くと簡単に抜くことができ、土に穴も残りません。
大きく育ってしまったら、抜いてしまうと土の栄養もいっしょになくなってしまいます。
グランドカバーとして、枯れるまで残しておき、枯れたら土にすき込むと養分が戻ります。
家庭菜園や畑のスベリヒユの対処法
家庭菜園や畑の土に生えるスベリヒユは、作物と養分を取り合う相手なので、抜きたいところです。
しかし葉っぱが地面を覆うので、地表面に伸びる作物の根っこを守ったり、土の乾燥を防いで微生物を守ったりもしてくれます。
よほど作物の株元から生えていない限りは、地面を覆ってくれる働きに免じて、何もせず残しておくことも検討してみてください。
そして、枯れた後に土に戻して養分を循環させましょう。